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2011/03/05

「Choreography」とはあまり関係ありませんが、同じ地方公務員としてはこの話題に触れないわけにはいかないでしょう(爆)。

そうです。
先月27日に行われた東京マラソンで、日本人最高の3位に埼玉県職員の川内優輝選手が入賞し、8月に行われる韓国・大邱世界陸上選手権の日本代表選手に内定したのです。
県立高校の定時制の事務職員として働きながら練習をこなし、一人の「市民ランナー」として参加しての快挙に快哉を叫びたいと思います。
これはサッカーにたとえるならば、さしずめ草サッカーチームが天皇杯で優勝して、AFCチャンピオンズリーグに参戦するようなものではないでしょうか。

川内選手は自身を「落ちこぼれ」と表現していますが、私は必ずしもそうは思いません。
出身の学習院大学は学生スポーツ的にはマイナーかもしれませんが、そこに在学しながら一流の成績を挙げてきたからこそ、2年生・4年生と2回も「関東学連選抜」の一員として箱根駅伝を走ることができたのではないでしょうか。
ちなみに、3年生のときに箱根駅伝に出られなかったのは、2年生のときの出場でマスコミに注目されすぎて練習に集中できなかったからだそうですが(苦笑)。
さらに、就職にあたって実業団から誘いを受けながらも公務員として働く道を選択し、仕事をしっかりしながら限られた時間に集中して練習して、見事な結果を出しているのですから「すばらしい」としか言いようがありません。
とりわけ、「お金をもらっている実業団と違って、お金を払って陸上をやっている。本当に陸上が好きでないとできない」という心意気には、「あっぱれ」の一言です。
まさにこれこそ、「好きこそものの上手なれ」ということではないしょうか。

このように、スポーツ選手としてはマイナーな道を歩みながらメジャーな世界に躍り出てしまうというのは、「マイナー指向」の私にとっても実にこたえられないことで、このコラムのかっこうの「ネタ」になるわけです(笑)。
なにはともあれ、川内選手の大邱での活躍を大いに期待したいところです。
この大邱の世界陸上で好成績を挙げれば、来年のロンドン五輪への道も開けてくるわけで非常に楽しみですね。

ちなみに川内選手、賞金と副賞の自動車をもらったということなので、来年は確定申告がちょっと面倒になるかもしれません(笑)。
また、鷲宮神社で有名な旧鷲宮町(現久喜市)出身の川内選手とは、アニメ「らき☆すた」の話をできたら面白いなと思ったりします(爆)。

2011/03/05 01:06 | yamane | No Comments