今日は夕方からNHKの生放送に挑んだ!(放送されたのは東海圏のみかな?)なかなか緊張したけど、さすがNHK、入念なリハサールで段取りはバッチリ。放送中はホントニコレ本番デスカ?テレビニ映ッテルンダカ???となぜかカタカナで思ってしまう感じだった。
言葉は噛まずに結構笑顔で映れた感じで、この様子だと明日から水族館にはファンレターが5万通くらい届き、テレビ出演は増え、ドラマ主演、映画主役、暴露本出版、ファッション雑誌の表紙を飾り、総理大臣になり、月に土地を買うだろう。
いろいろテレビに出てたりしてきたけど、生放送は初めてだった。なんかちょっとワクワクしたし、ぶっつけ本番感が溢れんばかりで、スタッフの方も大勢来てくれてイイ方たちで、全体を通してかなり面白かった。
正直、緊張はそれほどなくて、リラックスできた。昨日手に入れた「KARA」のDVDを見る前の方が緊張してドキドキした。KARAはステキなんだもの。動きすぎで誰が誰だかわからんけど。
内容は、リニューアルに関してで、深海タッチングプールやそこに入る生き物の巨大ガニやサメの紹介、その他自作の水槽群や、漁師の活躍で展示しているスーパー貴重エビ・カニなどの紹介。尺が4分半だったので、内容盛りだくさんでコレだけで30分くらい番組作っておくんなまし♪ってくらいだった。
リニューアルのメインとなる「深海生物のタッチングプール」と「貴重深海小型水槽驚異的20連発」はついに水が入って、現在試運転が始まった!
当初、水槽を作る案が出た時、飼育員5人が裏が白い使い古しの紙にそれぞれ理想のタッチングプールを描いて持ち寄った。そして5人の理想水槽のイイトコロを話し合ってドッキングさせて一つの夢の水槽の絵が出来上がった。
それを、施工業者に見せると、あっさり
「コレじゃ、費用が倍かかるね」
と即座に嬉しそうに言われてしまい、飼育員は落胆して気が抜けてしまった。そこからみんな再構想への意欲はほとんどなくなってしまって、そのスキを突いて、私が再構想に入り、そこからはほとんど独断で設計をした。アシカショーの合間にメジャーで長さを計ったり、床の面積を出したり(この辺りから完全に主導権を握ってこの件に関しては最強ボスに君臨した)、50分の1の図を書いたり、絵がうまい後輩に頼んでイメージ図を描いてもらったりした。
そのうち、トダテ君がヨソの水族施設からウチに電撃移籍してきてくれ、そこからは設計に助言をもらったり、相談したりして最後まで作り上げた。
水槽が館内に設置された時はチョット感動した。水が入るとドキドキした。
最近は時間があるたびに水槽のそばへ行き、遠くから眺めたり、近くに来てナデナデしてあげたり、ホコリをはらったり、なんだか我が子のようにカワイイ。オープンして、お客さんで乱暴に水槽を蹴ったりする子がいたら、おぢちゃんはマジギレしちまいそうじゃ。
それどころか設計を放棄して、ワタクシに投げた先輩達が変に触っても怒ってしまいそうじゃ。ま、投げてくれたおかげで、いろいろ自由に作れたんだが。感謝。
明日は水槽の水を一旦抜いてキレイに洗って、海水をはりなおす。いよいよオープン用の海水が入って本格的に水循環が動き出す。ワクワク・ドキドキ・アヘアヘ。