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これ、
何だかわかりますか?
こちらは9月9日から新学期が始まっています。
うちのチビちゃんも、
ピカピカの一年生になりました。
イタリアには入学式なんてないので、
なんだか寂しいのですが、
毎朝、お姉ちゃんと一緒に
とても嬉しそうに通っていて、
「今日も宿題に忙しかったわーー」
と帰って来るのですが、、、
ん?
それは授業中の勉強の事ですよ。
今はひたすら「A」「E」を書いているそうです。
そんなチビちゃん、
学校が始まって以来毎日、
宝物のように持って帰って来てくれるのが最初の写真。
堅い殻から出て来るのは
ピノーリ = 松の実
子供達が通う学校の校庭には、
大きな大きな松の木が沢山あるのですが、
その木から落ちるマツボックリ、
日本で見かけるものよりは大分大きくて、
中に松の実が入っています。
それを大切に持って帰っては、
食後に
「ピノーリガチガチしてくるね」
と、
彼女の作業場、
暖炉の前で、石で割ってくれるのです。
中には乾ききってカラカラのものもあるのですが、
2週間経った今では、
「振って音がするのと、ちょっと黒いスジが入ったのがちょうどいい」
と、すっかりピノーリ採り名人になりつつあります。
そして、
毎日一粒、二粒ずつ食べている私たちも、
これは大きい、これは甘い、これは油分が多い、など、
味に敏感になるんですね〜。
面白い。
ついでにこちらはアーモンド。
先日ピクニックに行ったときに
友達が持って来てくれたのですが、
ここでも子供達はすぐさま適当な石を探して来て
「ガチガチ」と割ってくれました。
楽しいんでしょうね。
さて、父ちゃんのお店にはポルチーニ茸が入り始めました!
こちら、ポルチーニ茸とリコッタチーズのスフォルマート。
滑らかで、フワフワで、香りが良くて、美味しい〜〜〜。
こちらはポルチーニ茸とイカのストゥリーゴリという生パスタ。
熱々をガツガツ食べたいのに、
ソースがしっかり絡まったストゥリーゴリがツルツル滑って、
思わず「スプーン下さい!」と言いたくなりました。
ふとキッチンを覗くと、
父ちゃんは鹿肉のブラサートを仕込んでいました。
ハーブ、スパイス、香味野菜に
ここから赤ワインをヒタヒタまで入れつけ込み、
ゆっくりゆっくりと煮ていくのです。
あ〜、出来上がりが楽しみです。
秋晴れの今日、
子供達はお昼までで帰って来ました。
そしてやっぱり、
「はい、どうぞ!」