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こんにちは。北沢力です。
声の調子が悪い事があります。
風邪とかではなく、何故か調子が悪い事があるのです。
何が原因なのかわかれば対処のしようがあるのでしょうが、原因がよくわからない時があります。
それは他人からしてみれば『いつもの声と変わらないじゃん』なんて思われるかもしれませんが自分にしかわからない調子の悪さというものがあります。
声の調子が悪い時にマイクの前に立つというのは物凄い恐怖です。
しかし、調子が悪かろうが何だろうがマイクの前に立つのであれば声を発さないわけにはいきません。
喋っている最中でも声の調子の悪さが気になってしまいます。
こんな事では最大限のパフォーマンスは発揮できません。
ちょっと話は逸れますが…
僕の大好きな広島東洋カープのマエケンこと前田健太投手がこんな事を言っていました。
『毎回調子が良いわけではない。むしろ調子が悪い方が圧倒的に多い。調子が悪い状態でどうやってバッターを抑えるかの方が重要だ。』
なるほど。
調子の良さに期待はしていないという事かもしれませんね。
調子が良い事に越した事はありませんが、調子ばかり気にしていると調子が悪かった時の対処が疎かになる…といった所でしょうか。
声の調子が悪いからと言って恐怖を感じるのではなく、その状態を受け入れ、その状態でできる最大限のパフォーマンスを提供できるように心がける事が大事なのかもしれません。
あまり声の調子ばかり気にしすぎるのも良くないかもしれませんよね。大事なのは『伝える事』ですから。
他人にはわからないような繊細な部分の話ですが、僕だけじゃなく、声優は声に関して過敏になりすぎる事があるような気がします。
レッドブルを飲む、キャラメルを舐める、チョコレートを食べる、のど飴を舐める、しょうがを食べる、喉にネギを巻く??、喉にシュッシュする薬をつける、ご飯粒を丸のみする…
色々と喉の調子を整える為の応急処置の方法が実しやかに囁かれてはおりますが…
最後は気合いだと思います(笑)。マイクの前に立つと体が急いでコンディションを整えてくれるような感じになるような気がします。
声=喉
と、思われがちですが、必ずしも喉が原因というわけではありません。前に一度、あまりにも喉の調子が悪いのでその筋の専門的な病院に行って診て頂いたのですが、声帯も喉も何も問題は無い、と言われた事があります。
精神的な事かもしれません
喉以外の別の所がおかしくなっているのかもしれません
何かのアレルギー的な事かもしれません
その原因を突き止める為には時間がかかる場合が多々あります。 原因がわかって完治すればいいですが、原因がわからないで苦労している声優も少なくもないと思います。
先ほど『気合い』などと言いましたが、原因がわからないのであれば気合いで治すしかないでしょう。僕らの仕事は『今日は調子が悪いんで収録は明日にしてくださーい♪』なんて事を気軽に言えるような仕事ではないですからね。
なので、もはや医学でも何でもないオカルト的…というか魔法みたいなというか…
『気合い』
で、乗り切るしかありません。
真剣に気合いを入れれば治る事は多いです。本当です(笑)
でもまぁ、調子が良いに越したことは無いですけどね(笑)!
ヽ(*´∀`)ノ ツネニビセイガイイ
喉、声の調子についてはまだまだ色々ネタがあるのでまた今度お話させてください。
それではまた!