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シエナの大聖堂です。
イタリアの中でも、
最も美しいゴシック様式のファザードといわれています。
(一番美しいかどうかは本人次第だと思いますが、、、)
長い間、修復作業が行われ、
今年の春から、
Porta del cielo
「天への扉」が開かれました。
大聖堂の上へ上がれる事は、今までに一切なかったのですが、
今回一般にも、大聖堂の上部から
一望出来る様になりました。
というのも、
この大聖堂、
床一面に、56枚の大理石の、
壁画ならぬ、床画がパネル状に描かれているのです。
こちらも長い修復期間を終えて、
夏の終わりの2ヶ月間だけ公開されます。
床画には、
キリスト誕生前からの歴史や巫女などが描かれていて、
色んな所に文字が隠されています。
それがラテン語とも少し違い、
暗号のような略語の巫女達の予言だったり、
全く以て神秘です。
柱も外壁も、黒と白の大理石の縞になっていて、
これがシエナのシンボルカラーです。
どこをどう見ても装飾で埋め尽くされていて
言葉になりません。
床画のパネルの合間にも、
こんな模様で埋め尽くされて、
このモチーフが一つ一つ違うのです。
こちらはクーポラ。
先の先まで、装飾のない所はありません。
薄暗い堂内から小さな扉を抜けると、
今度は圧倒される天井画!
そして壁画!
ピッコロミーニ図書館です。
シエナ出身のピウス三世ローマ教皇が、
叔父である、同じくシエナ出身のピウス二世ローマ教皇の生涯を、
ピントゥリッキオに描かせたフレスコ画で埋め尽くされています。
巨大です。
図書館、、、であるので、
フレスコ画の下にはずらっと、
ピウス二世教皇のコレクションが並んでいます。
この写真から、大きさが感じ取れますか?
この本一冊一冊にも!
本の隅っこを、
ド、ド、ドアップにして撮ったものです。
筆先や顔の表情まで本当に細かいです。
これだけで、当時の教会の権力が伺えますね。
は〜、、、っとため息が出ます。
観る所が多すぎて、
とても一回では見きれないくらいですが、
一度は観る価値があると思います。
今年の公開は10月27日まで、
porta del cieloは要予約。
大聖堂ほかは予約なしでも入れますが、
電話で予約をすると、
列に並ばずに入れます。
http://www.operaduomo.siena.it/eng/index.htm