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2013/09/07

山には既に冷たい風が流れ始めていた。

標高を稼いでいくと山肌が徐々に秋の彩りへと変化していった。

「日本一早い紅葉」といわれる大雪山。

その名の通り、稜線付近では早くもナナカマドの葉が色付き始めていた。

誰もいないひっそりとした山道を歩きながら時折通り抜けていく冷たい「風」が心地良い。

時々立ち止まっては後ろを振り返り、深い谷に彩る紅葉を眺めた。

「流れる雲」、「「風のささやき」、「水の音」、「揺れる木の葉」。

山の中に立ち止まってそれらを感じているだけでゆっくりとココロが浄化

されてゆく。

これから木々の彩りはぐんとスピードを増していくだろう。

一年に一度、ほんのわずかな時間の中で自然が織り成す美しい世界を今年もしっかりと

見てゆきたい。

 

 

 

 

 

 

 

2013/09/07 04:19 | yamada | No Comments