« 医学生の夏 | Home | ひとくちに「胸が痛い」と言ってもいろいろとあるという話 »
八丈島でのデイホーム慰問コンサートツアー
昨年、劇団の合宿にて3週間滞在した八丈島。
滞在中、素敵な風景、山や海、スコール、ハイビスカス、ブーゲンビリアを目の当たりにし、
どうしても、日本の歌を島で歌いたいという想いがあり、今回デイホームにて歌わせていただく運びになった。
訪問先一つ目は
光のよく差し込む木目の室内。
メンバーは養成所の後輩で現役が2人
同期1人、共演者2人の女4男2の計6人でコンサートを行った。
利用者さんの年齢は様々で、時々手拍子をしてくださったり頷いてくださったり
とても暖かい空間に私たちは受け入れていただいた。
演奏したセットリストは
伴奏なしのアカペラ3重唱で日本歌曲
花、朧月夜、浜辺の歌
童謡を1人ずつソロで
赤い靴、十五夜お月さん、雨降りお月、
シャボン玉、あめふり、雨、月の砂漠
ポピュラーな映画やミュージカルナンバー、ミサ曲などをお届け。
1時間まるまるパフォーマンスしてください、という要望があり、
これらのセットリストだと40分ほどで終わってしまうので
合間にトークや当日本土に戻るメンバーにインタビュー形式でトークショーのような会話や
利用者さんに、島のオススメスポットなどを聞き出したり、参加していただけるように話しかけた。
最後は、花は咲くを伴奏つきのアンサンブル。
みなさんでふるさとを歌い、コンサートをしめさせていただいた。
八丈では伝統的な楽器、八丈太鼓を私たちも体験させていただけるということで順繰りに叩かせていただいたのだが
島の方々は昔から慣れ親しんでいるので、どの方もリズム感がよくびっくりしたのだった。
島の公民館や小学校の体育館には必ず置いてあるのは知っていたのだが、まさかデイホームにまであるとは…。
また、島の節歌。
八丈ショメ節を歌っていただいた。
島の伝統や、風景、歴史を短歌調になっているものを誰かが冒頭を歌い出せば、
まるで百人一首かのように続けてみんなで歌い出し、あ〜しょめしょめっと繋げる唄である。
他にも、島にはたくさんの唄があるようで、初めて訪れたときには知らなかったので
訪問した若手の私たちのほうがたくさん教えていただいたのだった。