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世界中夏休みシーズンで、マレーシアもツーリストが沢山。
この前、スーパーで日本人観客がお土産を見ている場面に出くわした。
私が住んでいるのは、観光客が拠点とする中心地のど真ん中なので沢山の日本人を見かける。
私のちょっとした楽しみは、日本人観光客がどんなものに興味を示すのか・・・。
だから観光客の方を見かけると何を見ているのかしばらく観察してしまう(笑)
その方たちが興味を示していたのは、お醤油とスパイスコーナー。
私もこの国にやってきた時は驚いた。
マレー、中国、インド人、欧米人、日本人の使う調味料は違うので、どの調味料も沢山の種類が売っている。
特に料理によって使い分ける人が多い醤油はすごい種類が揃っていてちょっと怖い。
スパイスも、マレー、中国、インドでそれぞれ違うものを使っているので、商品の棚2列分がスパイスになってしまっているほど。
今、イスラム国家はラマダンと呼ばれる断食月の真っ只中。
そんな断食月も来週で終わる。
だから街中お祭りムード。
民族舞踊はどのショッピングモールでも見られて、お店の飾りもとにかく派手!
スーパーの売り場もとにかくお祭りモード一色。
断食月が明けると、オープンハウスというホームパーティーを約1ヶ月行う。
日本のお正月のような雰囲気で、お年玉をあげたり、プレゼントを持って親戚や友達のお家を毎週訪れる。
だから、プレゼントやもてなし用の食品が大量に売られている。
このプレゼントもとにかく派手で、大人が両手で抱えられないくらいの大きさのプレゼントが売られていて、お値段も1万円以上するものも沢山ある。
もうすぐ断食が明けるという嬉しさと、お祭りみたいな1ヶ月が始まるという嬉しさで、ムスリム達はみんなソワソワ・ウキウキ。
国中不思議な雰囲気に包まれている。
駐在組の私達もこの時期からオープンハウスの招待状が届いて、スケジュールを組まなくてはいけなくなる。
ホテルで開かれる派手なパーティーから個人のお家で開かれるホームパーティーまで実に様々だけど・・・この時期駐在員たちは連日のマレー料理でげんなりしたりする。
このウキウキとしたお祭りが終われば、次は中国人達の月餅を配る中秋節が始まり、インド人達のお祭りが始まり、ムスリムの生贄祭が始まり、クリスマスが始まり、新年がきて、中国人の旧正月が来て、またインド人のお祭りがあって・・・
とにかく一年中どこかの民族のお祭りがあるマレーシアは、年中誰かがソワソワしてる。
このソワソワした活気溢れる国はとにかく楽しい!