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2013/06/18

蒸し暑い時期になりましたね。もうすでにトンガより過ごしにくい季節になりました。帰国して3週間、既にトンガに戻りたくなってきています。

5年半に及ぶトンガ生活を振り返る前に、帰国記を買いてみようと思いましたので、しばしお付き合いください。いろいろてんこ盛りだったので、シリーズ化します。

トンガを出国したのは5月24日。フライトは12時10分、NZのオークランド行き。そのため空港に2時間前の10時についておく必要がありました。実は3ヶ月ほど前に、元同僚の音楽教師が奨学金を得て、NZの音楽大学で勉強をすることになり、出発しました。出発したはずの、その翌日の日曜日、教会に行くと彼がコルネット(トランペットの仲間楽器)を吹いてまして、「あれ!?機能出発じゃ…???」と聞くと、空港に行ったんだけど、1時間前に到着したけど既に締め切られ、行けなかったということがありましたので、確実に2時間前に行くことを決め、隣に住んでいた学校の教頭先生が送ってくれるということになっていました。

当日、朝5時半に起き、6時からの教会のミサに参列し、7時前に戻り、部屋の最終掃除。そして、近くのゲストハウスに滞在している大使館職員さん(来たばかりで家を探してました)に、トンガパアンガを日本円に換金してもらうために出向き、お別れ。8時頃、教頭先生は「職員朝礼があるからちょっと出かけてくる。すぐ戻るから。」と出かけていった。再度、念のために、「10時には空港についておきたい。でも、その前に学校と消防署と警察音楽隊に挨拶しておきたいから」と念を押していたが、その辺、さすがトンガ人、8時半になっても帰ってこない。ケータイは「譲ってくれ!」というトンガ人に譲ってしまったので、連絡取れないので、待つしかない。で、9時になっても帰ってこない…。挨拶に行けないじゃん!渡すものもあるのに…。

結局9時20分になっても戻って来なかったので、教頭は諦め、重い荷物を持って大通りに出て、流しタクシーで行くことを決定。でも、普通電話するんだよねぇ。トンガ人歩くの嫌いだし。でも、なんとか数分で見つけることができてラッキーでした。タクシーの運ちゃんに「学校に行って、消防署に行って、警察に行って、それから空港に」ということを伝え、とりあえず学校に出向く。ま、そこで教頭に会えばタクシーをキャンセルすればいいし…、と学校にいくけど、教頭とはすれ違ったみたい。でも、もう結構頭に来てたからそのまま。学校でちょろっとだけ挨拶して、すぐさま学校の隣の消防署に向かい、そこでも、サクッとお別れ。教頭がもっと早く帰ってきてたら、もう少しゆっくりできたのに…。そして、同じ敷地内にある警察音楽隊へ。トンガに遊びに来た時からホントお世話になりました。ここでもサクッと。警察からのおみやげは、演奏会などで譜面台にかける警察音楽隊のバナーでした。警察バナーはこれでソロモンと合わせて2つ目。また、ここに戻ってこれるかな?

というわけで、タクシーに乗って…と思ったら、警察官の一人が「何?タクシーで行くのか?送っていくよ!!」ということになり、タクシーとはそこでお別れ。ま、タクシーはどうでもいいや。

警察官に乗せられ(残念ながらパトカーではなかった…)空港へ急ぐ。教頭がさ…(以下省略)。空港まで約30分。さて、間に合うか?ま、2時間前には間に合うから問題はないだろうけど。
この道を通るのもこれが最後か…。と感傷的になりながらの道。すると、途中で「スズキさん!!!!!」と呼びかけられて振り返ると、日本でラグビーをしてて戻ってきたトンガ人。僕の日本語教師の後釜候補ナンバーワンの人。そういえば、教頭がその日の午後、理事会で僕の後釜に彼を押すことになってましたけど、会ったことがなかったらしく、一押しする前に会っておきたいから、途中で拾っていくということになってたんだった!!!というわけで、とりあえず彼を拾って一緒に空港に行きまして、彼には事情説明。(その後どうなったは知らない…)そして空港へ。余裕で間に合いましたけど、半分くらいは既にチェックイン終わってましたね。日本人もチラホラと。JICA関係者で、休暇で4,5日NZに行くとか…。僕はいつ戻ってこれるのかな~。で、そこで警察官と後任候補生君とお別れ。これからはネット上の付き合いになりますね。

実は空港に、元トンガ人力士の警察官が見送りに来てくれるという事になってましたが、忙しかったんでしょうね、残念ながら…。彼とはソロモン諸島時代から仲良くさせてもらいました。最後会えないのは残念。でも、時間なので出国審査を通って、いざ飛行機へ。これでしばらくトンガとはお別れ。帰ってくる気まんまんですけど、もしかしたら、もう戻ってこない(これない)かもしれない…。ちょい寂しいです。そして、カウンターから飛行機まで歩いて向かう途中、2Fの展望台から「お〜〜〜〜〜い!スズキさ〜〜〜〜ん!!」と。元相撲取りさん、忙しい中、わざわざやってきてくれましたよ。次会うのは、日本かな?トンガかな?また、いずれ会いましょう!

というわけで、NZ行きの飛行機に乗り込みます。3列3列の飛行機、僕は窓側席でしたが、その隣、真ん中と通路席に、これまた「THE TONGAN」なおばさんが二人…。

あの…

席からはみ出してますよ…。

というわけで、3時間僕は、物理的に、字のごとく「肩身の狭い思い」を強いられます。何度も飛行機になりましたが、申し訳ないですけど、最悪…。一気にテンション下がりました。そして、おばさんにボールペン渡され

「私のNZの入国審査のカード書いて!」

自分でかけ!

文字が読めなかったり、困ってるのならしょうがないけど、どうして全くの赤の他人にそういう重要な書類を書かせようと思えるんでしょうね。最後の最後までトンガ人にはびっくりさせられました。悪い意味で。

というわけで、長くなりましたの、一旦このへんで。

2013/06/18 06:34 | suzuki | No Comments