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2010/07/22
港に立ち寄ったとき、停泊している船の名前に注目してみたことがありますか?
いろーんな名前があります。
恵比寿丸とか、弁天丸とか、七福神の中から取ったもの。縁起物ですね。
龍勢丸とか、昇星丸とか、勇ましいもの。
恵美丸とか、夫婦愛を感じるもの(思わず微笑んでしまいます)。
共栄丸とか、船頭の思想を感じるもの。
船名には船主の想いがこもっているんですよね~。
そういえば、船名の前についている、第一八とか、第八十八とかの数字ってどうやってつけてるか知ってました?
僕が転職したての時は、登録順だと思い込んでいたんです。
だから、第一〇八 ××丸なんて見かけると、「やたらと登録数の多い船なんだな」と思っていました。
実は違うんですね。
あれって、数字さえ空いていれば、好きな数字を付けられるそうなんです。
漁師は縁起を担ぎますから、末広がりの八が入っているのが好まれるそうです。
だから、港の船を見てみてください。
八、一八、八十八、一〇八なんていうのが多いはずです。
その他の数字が使われていたら、船主にとってのラッキーナンバーか、船主さんにゆかりがあるか、縁起を担がない船主さんなんでしょうね。
僕もね、船を持ったら付けたい名前が決まってるんです。
自分の名前が入った船で、自由に海を走りたい。
早くその日が来ればいいなぁと思っています。
今まで船名なんて気にも留めなかった方。
今度、港で船名に込められた想いを想像してみてはいかが?
2010/07/22 05:42 | shouei | No Comments