一昨日、同じJUNKSTAGEのライターでもある女優帯金ゆかり嬢等が出演している、椿組の「天保十二年のシェイクスピア」を観に行ったのですが、
終演後、近くで見ていた知人の女優(25)が「なんて腹が立つ芝居だ!面白すぎて悔しい。」という旨のことを言っていて、自分も同感だったので、出演者に挨拶する時もその後の打ち上げに参加する時も、ムッとした顔か卑屈な笑顔しか浮かべられず、「もしかして面白くなかった?」と間逆の心配までされ、
そもそも原作を書いた故・井上ひさし(大先生)恐るべしということで、翌日、原作を読みたさにたまらず愛しの書店池袋ジュンク堂へ駆け込んだのですが、全文掲載されているという硬派な演劇雑誌「悲劇喜劇」は既に売り切れており、欲求不満なまま、
いつぶりに演劇のことをJUNKに書くんだろう等いまさらなことを思いながら、書いているのですが、
上京してから何百本と舞台を観て来たイトウですが、「これは面白いから絶対観た方がいいよ!」と公私問わずに大声で言えるようなお芝居は5指に足りないのですが、これはその1本に入れられます。
前述の帯金嬢は初出演の若手扱いながら、大抜擢でロミオとジュリエットのまさかのジュリエット役をやってます。普段色気と胸囲の不足に悩んだり悩まなかったりしている彼女ですが、あまり知られていない「ジュリエットが実は13歳で浅黒い肌」で「思い込みが激しいあまり頭の良くない少女」であるという設定を鑑みると、意外と当たり役なのかもしれません。
普段は自分の気に入っている女子が他の芝居に出てるのは愉快なことではないどころかそこの演出家の○○を蹴りつぶしてやりたい衝動にすら駆られるイトウですが、というのは嘘ですが、今回はそのあたりにも目をつぶって、○○を握りつぶして、異例の宣伝のお手伝いをさせてもらいます。だって、すごい面白かったですから。
お時間ある方は観に行ってあげてください。
今日と明日の2回でもう終わりですが、万障繰り合わせて行ってあげてください。
前売り券はほぼ完売、当日券も若干枚とのことですので、クソ暑い中クソ長い列にならんで、奇跡的に席が空いて観れることを祈りながら、わざわざ新宿花園神社の境内に向かわなければならないかもしれませんが、何かの苦行だと思ってどうぞ足を運んであげてください。
その手間を惜しんだことを後悔するよりましだと思います。
(と、自分の公演のときに、このくらい熱心に宣伝できるといいんですが…。)
★★★★★
椿組2010年夏・花園神社野外劇
椿版 『天保十ニ年のシェイクスピア』
作 井上ひさし
構成・演出 西沢栄治(JAM SEESSION)
プロデューサー 外波山文明
■公演日時 2010年7月16日(金)~25日(日)夜7時開演
■公演場所 新宿花園神社境内特設ステージ 受付電話:080-5464-1350
■木戸銭
●指定席:4.500円(前売り限定60席・椿組のみ取扱い)
●前売自由席:4.000円 当日:4.300円(日時指定・整理番号付き)
■椿組 HP
URL:http://homepage2.nifty.com/tubakigumi/oudeson.html
■ご予約
1)ぴあ=0570-02-9999[Pコード:403-325]
2)椿組:080-5464-1350
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