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こんにちは、メグミです。
今回はいつものコラムではなく番外編です。
ジャン子ちゃんに脅されたので、コラムの続きを書くことができません。
東京マラソンのことをアップするまでは・・・。
そもそも私がこのコラムを書き始めたのは2008年。
乳ガンを患ったことから。
ガン告知は3月のちょうど今頃、それは第二回東京マラソンを完走した翌月のことだった。
あれから5年。
細々とこのコラムを書き続けながら、おかげさまで再発もなく元気に過ごしている。
コラムの中ではまだアルバイトで復職したところまでしか追って書けていないが、現在は職掌転換し正社員としてまた元の職務に戻っている。
そんな私、先日、東京マラソンにチャレンジした。
この大会ももう第七回目を数えていた。
今回の出走は私にとって、とても大きな意味があった。
実は2009年、手術から4ヶ月後の第三回東京マラソンは10kの部に出場し、完走した。
カツラで走ったそのときのことをずっと私は「また走れるようになった!」と武勇伝のように周りに話していた。
すごいね!と、皆言ってくれる。
でもやはり10kmだ。
もともとフルマラソンを走っていたのだから、それができるようにならなければ本当意味での復活ではない、と、どこかで思う自分がいながらも「すごいでしょう!ガンを克服してまた走ったのよ!」と、自慢げに話していたものだった。
だから、いつかまたフルマラソンにチャレンジしたい!そう思っていたのだ。
あれから5年。
仕事も酒量も完全に元と同じ、機は熟した。
ガンとは関係ないのだが年末年始で体調を崩し、しっかりそれが戻りきらない中でのレースだったが、
なんとか時間内に無事完走!
走る前の緊張感。スタートして走り出したときのワクワク感。風をきって走る爽快感。疲れてもう走れない、脚が上がらない、ゴールまでたどり着けるか分からない不安感。
そして完走できたときの、充実感、満足感と言ったら!!!
人生で4度目のフルマラソン完走だったが、治療中に感じた恐怖、苦しさ、絶望・・・それらを乗り越えてきたからこそ、42.195km走れる喜びを全身で感じることができた。それまでの完走よりも何倍も、強く、深く。
ひとえに応援してくださっている皆さんのおかげ、感謝の気持ちでいっぱいです。
いつもありがとうございます。
そして、これからも、よろしくお願いいたします。
メグミ