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いとこの娘ってなんていう?
「姪」ってのは兄弟姉妹の子供の事だけどね。
調べたらなんだかカチコチな漢字が。従姪、じゅうてつと読むらしい。
音的には可愛くないね(笑)
とにかく、その私のいとこの娘(6歳)はパキスタンで現地の言葉とコーランの勉強をしてる。
パキスタンの公用語はウルドゥー語。
まるでウネウネした細いミミズのような文字で、右から左に読む。
コーランの教えとその文字を教えてくれる施設はスパラといって、いとこの家からは2,3軒先。
そこに子供達が習いにくる、プライベートな塾みたいなものだ。
滞在中、一度そのレッスンを見せてもらった。
いとこの娘はまだ文字を読む段階。
日本語のアイウエオ表みたいのを一文字ずつ読む、つっかえたところや発音が悪いところは先生が繰り返し練習させる。
もう少しレベルの高い子はコーランを読む、音読する練習をしている。
2人ほど、音読を聞かせてもらったが、本を読むのとは違って、まるで歌のように、抑揚を付けたり、身体を少し前後に揺らしながらリズムを取っているように読む。
外国語を歌う機会が多い私にとって、発音なんかは興味深いし、リズムをとることも、音楽的なんだろうかと色々思いながら聞いていたが…。
最後に指導者の女性と話をした。
レッスンを見せてくれたお礼を伝え、「この文字の発音は難しいですね」と従姪の教本を指で指し示してしまった。
先生は怒りはしなかったが、本当は私なんか触ってはいけない。身を浄めないと触ってはいけなかったようだ。
それから、朗読してくれた女の子の感想を「まるで音楽のように読むのですね」と、例え方が他に思いつかなかったので、そのように伝えると先生は
「これは音楽ではありません。音楽はサタンです」と!
あーあ、やっちゃいました。
宗教の事はデリケートだから、あまり感想は言いたくなかったんだけど。
見せてもらって何も言わないで帰るのもなんだし、でも他に例え方が見つからなかったし、
英語で話してたけど、そこまでボキャブラリーがなかった。
別に先生は怒ってるわけではないけど、こうなるともうインタビューという感じでもなくなり、なんとなくしょんぼりしてお家を後にした。
音楽を例に出したのはダメだったかもしれないけど、あれは明らかにリズムとも言える調子の取り方。
この後縁あって、もっと音楽に近いものを聞くことになる。。。。。