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2013/03/17

今月も早くも月半ばとなりました。
やはり年度末は公私ともに忙しく、なかなかこちらの方まで手が回りませんでしたが、今回はなんとか書いてみましょう(笑)。
今回も、前回の続きでカメラについて書かせていただきます。

1990年代ではもっぱらコンパクトのフィルムカメラでchoreographyを撮影してまいりましたが、21世紀に入って大きな変化がありました。
そう、デジタルカメラがこの頃から手の届く値段になってきたのです。
初めて買ったデジタルカメラはオリンパスの「C-100」で、2001夏に買いました。
わずか130万画素(1280×960ドット)でズームもありませんでしたが、けっこう撮ろうと思えば撮れるものなんですね。
このカメラでの作品例は、こちらです。

これは2001年の7月から9月の夏休みシーズンにかけて、東京・池袋の屋内型テーマパーク「ナムコナンジャタウン」で行われていた、中国雑技のパフォーマンスを撮影したものです。
この頃のデジタルカメラは、画素数の少なさもさることながら画質も今とは比べ物にならないほど低く、また次の撮影が可能になるまでの時間もかなりかかったため、動きのあるchoreographyの撮影にはまだとても耐えられるものではありませんでした。
ですので、当時はフィルムカメラも並行して使っていました。
上と同じパフォーマンスをフィルムカメラで撮ると、こうなります。

こちらは、現像後のネガフィルムをスキャナで読み取ってデジタル化したものですが、やはりこちらの方が質の高い画像ではないかと思います。
私が完全にフィルムカメラからデジタルカメラに乗り換えたのは、2004年にキヤノンのデジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss Digital」を入手してからのことでした。

しかしながら、ご覧いただきましたように当時の性能の低いデジタルカメラであっても、どうにか観賞に耐える写真を撮影することは不可能ではありません。
また、このJunkStageのライターの方で、携帯電話で芸術的な写真を撮影する方もかつておられました。
もちろん、携帯電話のカメラの性能も向上著しいものがありますが、あのおまけのような小さなレンズを通して、本格的な一眼レフカメラで撮った写真にも劣らない、見事な写真をコラムに掲載されていたことを、今でも記憶しています。
ここで私は、あるひとつのことわざを思い出すのです。

「弘法筆を選ばず」

これは、弘法大師(空海)のような優れた書家ならば、どのような筆を使ってでも立派な書が書けるという意味ですが、写真撮影についても同じことが言えるのではないかと、私は思っております。
すなわち、優れたカメラマンであるならば、どんなカメラでも芸術的な写真を撮ることができるものなのだと。
それこそ携帯電話のカメラや使い捨てカメラであっても、「いい写真」が撮れないということは決してないんだと思うわけです。
私もカメラに関しては、できるだけシンプルな構成で撮影に臨むようにしていますが、その中でchoreographyの魅力を十分に切り取れるような写真を撮りたいと、常に思って撮影に臨んでいるつもりです。(あくまで「つもり」ですが・・・)

今回はなんか、偉そうなことを書いてしまいましたね(苦笑)。
さて次回は、まことに勝手ながらしばらく封印してきた「番外編」を、書かせていただこうと思います。
え、フィギュアスケートの世界選手権はどうしたって?
まだ録画も見ておりません(爆)。
まあ、男女とも来年のソチ五輪の出場枠を3つづつ確保できたのですから、よろしいのではないでしょうか。

2013/03/17 11:47 | yamane | No Comments