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2011/09/11

拝啓

 
残暑お見舞い申し上げます。もう秋ですが。
御無沙汰しております、みなさん、お元気ですか。

今日はいよいよジャンクステージの第3回公演です。
JunkStage本サイトではすっかり影が薄くなった分、顔と演技の濃くなった
わたしくイトウと帯金嬢が主演し、作演出にスギタクミさん(危婦人)をお迎えして、
万難を排し本番に挑む次第です。
 

 

「なんか帯金さん、今日いい匂いするね」
「あ、わかります? 昨日、風呂入ってないんすよ」
「へー」

 
今公演の稽古期間の思い出深い一コマです。

一昨年までは、イトウが作演出出演その他雑用を一手に担う、今風に言えばやや無理ゲー状態での公演をしておりましたが、見かねた敏腕JunkStageプロデューサーCCOのS藤女史が、今年は、頼れる作家・演出家を付け、稽古場も道具も演出費も潤沢に注いでくださった結果、たいへんに見応えのある、ジャンクステージ史上最大の見世物公演と言っても過言ではないと言っても決して過言ではない出来に仕上がりました。

これまでの公演に比べて、イトウのセリフや出番は10倍以上に膨れ上がり
こなさなければならない段取り等も比較にならないくらい多いのですが、
準備を終え、本番当日、こんなに気楽にやれる公演もかつてありません。

関係者一同、万難を排して本番にあたる所存ですので、
みなさまにおかれましても、ぜひ、万難を排して吉祥寺まで足をお運びくださいませ。

 
――――――――――――――――
Junk Stage第3回公演
2011年9月11日(日)
open/17時 start/18時
――――――――――――――――
@吉祥寺・スターパインズカフェ

▼チケット
前売/3,300円(+1DRINK)全席自由

※当日券が出ることになりました!!3600円(1D別)!!

▼会場へのアクセス
→ 吉祥寺駅より徒歩3分
【吉祥寺・スターパインズカフェ】
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
TEL:0422-23-2251

吉祥寺駅・北口を下車。吉祥寺大通りを北に直進(右手に見える三菱UFJ銀行、ローソンを通過します。)。ヨドバシを越えた角を右折。20mほど進むと左手にSTAR PINE’S CAFEが見えてきます。パーキングビルの地下です。

▼詳細
公演特設ページはこちら → http://www.junkstage.com/110911/

 
敬具

2011年9月11日 イトウシンタロウ

04:04 | ito | ジャンクステージ第三回公演 はコメントを受け付けていません
2011/05/29

これは、自分が主宰するNICE STALKERで今開催している公演についての記事のですが。。。 

いくらなんでもひどい、というBAD ENDが初日から3ステージ続いています。 

【上演中にリアルタイムで行われる観客の電子投票】で 
【ストーリーが分岐していくマルチエンディング型展開の舞台公演】 

というフレコミの公演で、「登場人物が人生の分岐点に立たされたとき、観客席に座っている皆様には「神様」になって、進むべき道を示していただきます!」というコンセプトのもと、観客に携帯電話を使って、電子投票でストーリー分岐を進んでいくという内容なのですが、その神様であるお客様が、今のところ面白半分の選択肢をパーフェクトに選んでしまう展開のため、毎ステージ同じバッドエンドに行きついてしまうという惨状になってます。 

BAD END後のカーテンコールの雰囲気は出演者はもちろん客席・場内スタッフ一同苦笑いの輪です。 

明日で折り返しなのですが、このままだと一度たりともGOOD ENDが出現しないのではという危機感すら座組みに漂っています。具体的には、あの稽古時間を返せ的な視線がイトウに刺さっています。 

…というなんとも言えない感じですので、
みなさまお時間ありましたら、ぜひご来場いただいて、GOOD ENDの出現に文字通り一役買っていただければと思います。 

執筆・電子投票システム組み等、半端ない労力をかけたので、できれば全エンディングが期間中に出現できるといいなと、神様に毎日祈って劇場に通っています。 

―――――――――――――――――――――――――――――― 
【リアルタイム電子投票によるストーリー分岐型マルチエンディング演劇】 
―――――――――――――――――――――――――――――― 

GOD KNOWS GIRLS LIFE 
「神様の言うとおり」 
~お客様が神様です~ 

作・演出:イトウシンタロウ 
電子投票システム協力:efeel 

▼出演 
大山雄史(五反田団) 

百地香織、本田留美、太田美登里、杉村こずえ 

辻沢綾香(双数姉妹) 
石澤希代子(犬と串) 
小杉美香(チャリT企画) 
宍倉靖二(靖二) 
伊藤伸太朗 
    ・ 
帯金ゆかり(北京蝶々) 
※特別出演 

▼タイムテーブル 
2011年(5日間8ステージ) 
5/27日(金)20:00 
5/28日(土)15:00/20:00 
5/29日(日)15:00/20:00 
5/30日(月)15:00/20:00 
5/31日(火)19:00 
※開場は開演の30分前 
※受付開始は45分前 
※上演時間1時間30分予定 

チケットご予約受付中! 
⇒ご予約フォーム 
http://ticket.corich.jp/apply/26338/ 

▼チケット料金 
前売・当日共/2600円 
学割/1900円(要学生証提示) 
リピーター割引/1000円(要本公演の半券) 

▼お問い合わせ 
ナイスストーカー(お問い合わせフォーム) 
http://www.nice-stalker.com/pc/pc_mailform.html 

※この公演では、電子投票の際にお客様がお持ちの携帯電話機を使って、上演中にWEBに接続していただくことがあります。 

※接続に伴うパケット料等はお客様自身のご負担をお願いいたします。(そんなに大量の接続ではありません。) 

※電子投票に参加しないで、ご観劇いただいても十分お楽しみいただくことが可能です 
―――――――――――――――――――――――――――――― 
詳細は【公式サイト】http://www.nice-stalker.com/ 
―――――――――――――――――――――――――――――― 

05:16 | ito | 神様の言うとおり はコメントを受け付けていません
2011/03/22

 
ご無事ですか?が枕詞みたいにメールについてくる一週間でしたが、イトウは本棚がひとつ倒れたくらいで俄然無事です。地震直後、自分がすぐに連絡を取ろうとした相手と、自分に連絡を取ろうとしてくれた相手がほぼ一致していて、そういうものかと思う今日この頃です。
 
 
ホワイトデーのお返しを買うため渋谷ロフトに行ったのですが、他のフロアはガラガラなのに比べ、節電でほの暗いお返し売り場のレジには長蛇の列ができてました。地震が来ようが電車が止まろうが、バレンタインのお返しをせずにいられない日本男子に胸が熱くなります。
 
 
来月にはオレンジデーなるものもあるらしいですね。恋人にオレンジをプレゼントする日とかで、愛媛県がプッシュしてるそうです。それが転じて、韓国ではその日が恋人のいない人同士でジャージャー麺を食べる日になったとか。どう転じたのかは各自担当者に問い合わせてください。
 
 
暗いニュースじゃないと視聴率も上がらないし新聞も売れないという話を聞いたことがありますが、今はどの媒体も意識的に明るい話題や楽しい場面を流すようにしてるみたいです。そういえば、普段、西野カナから抜粋したような名文でブログを綴っている某友人女子も、ここ数日は妙にサバサバした口調で日本経済の展望等を記していました。
 
 
円高にも複数国から介入が入りましたし、援助やら物資やら世界中が手のひらを返したように日本に優しい印象です。ACのCMじゃありませんが、優しくされると自然、感謝したくなるから不思議です。こだまでしょうか、いいえ誰でも、です。
 
  
節電に協力できるほどうちには家電製品がありませんし、募金も動画サイトで余ったポイント分を全額差し上げる程度で申し訳ないのですが、たとえば、今度何か災害が起こった際には、今回よりもたくさんの人がイトウに連絡をとろうとしてくれるよう日々精進しようと思います。

04:49 | ito | 今回の地震の件 はコメントを受け付けていません
2010/12/04

 
きっかけはいくつかあったのですが、先の公演への出演オファーをしていたとある女子が、
「演劇をやめます、まっとうに生きます(さようならイトウさん)」と言うので、それはちょっと!と思いなんとかイトウのことを忘れないで、これからもときどき会ってと食い下がっていると
「バンドならやってもいいよ」と言うのです。

 
仕方がないので、知人で昔ミュージシャンを目指していた元IT社長で今は共通の知り合いである某女子の家来的な存在になっているM崎氏にギターを習いはじめました。ミュージシャンを目指していただけあって、M崎氏は作詞作曲をはじめ、ベースやドラム等も一通りこなせるオールインワンな39歳です。歳も社会的地位もイトウよりはるかに上な人なのですが、某女子の上司かつ家来的な存在なので、なんでかイトウにも良くしていただいているのです。いろいろ謎です。

 
とりあえず練習してみるかと言われ、近所の貸しスタジオに入りました。

 
当たり前ですが、ギターやら楽器やらを担いだ髪の色の明るい若者がその辺をうようよしています。イトウもM崎氏から借りたギターを黒い袋に入れて背負ってはいるのですが、万一持ち方等が間違っていて初心者だとばれたら、物陰に呼ばれてひどいことをされるんじゃないかと気が気でありません。

 
「なんか、音楽やってそうな人ばっかで怖いですね」
「あたりまえだろ、つうかイトウも音楽やるんだから」
「うへへ」
 
 
そうこうしてる間にM崎氏が受付で受付を始めました。ああ、スタジオって受付で受付をするんだなあ、カラオケボックスみたいだ等ぼんやり思っていると「あ、シールド貸してください」「はい、1本でいいですか?」「2本で」というやりとり。シールドってなんだろう、普通の英語力で考えると盾ですけど。盾ですかやっぱり。そうこうしてる間に2本のコードを受け取ったM崎氏が「いくよ」とスタスタ地下への階段を降りていきます。盾じゃなくてコードかと思ってイトウも追いかけます。

 
「で、イトウはさ、ギターどれくらい弾けるの?」

 
実はイトウ、こう見えてギターを手にするのは初めてではありません。
高校3年の冬休み、受験戦争もう負けそうというセンター試験の三週前、親友N谷氏の「高校最後のバレンタインまであと二カ月切ってんだぞ」という今となってはよくわからない説得にあい、焼津市民バザーでアコースティックギター(3800円)を買ったのです。

 
その後、懸命に練習を続けたイトウとN谷氏でしたが、「F」という人類には少しだけ押さえる弦の多過ぎたコードを前に自らの才能の限界を悟り、ギターの道を諦めました。高校生活最後のバレンタインデーは例年通りつつがなく過ぎ、二人とも第一志望に落ちはしましたが、人生に無駄な経験なんて何一つありませんし、それ以来、音楽活動とはなるべく距離を置いて生きてきたわけです。

 
「つまりまったく弾けないと。じゃあどういうのやりたい?」
「えーと、がなくてすごい弾けてるように見えるのってありますか?」
「うーん、じゃあディランニルヴァーナかな」
「そんな偉人みたいなのを出されても」
「いやいや、日本のねJポップみたいのはやたらコード多いし変なコードばっかだから逆に難しいよ」
「そ、そうなんすか…」
「いい曲は結局、シンプルイズベストだから」
「はあ」

 
それから課題曲と2、3の簡単なコードを教わり、YouTubeでニルヴァーナのボーカルで27歳で死んだというカート・コバーンのライブ映像を見て顔をコピーしろという不可能な宿題をもらい、昔カート・コバーンにそっくりの外人に彼女を寝取られたんだというM崎氏の思い出話を聞いて、そいつの顔をコピーしてつまりどうしろと?という疑問&不安を胸に、家に帰りました。

 
その後、一日5分の自宅練習を数か月続けていますが、顔真似もFもなかなか思うようにはいきません。今度、M崎氏の部下でかつ逆に彼を家来的な存在にもしているところの某女子がドラムを叩けるので、三人で合わせてみようということになってますが、道のりは遠いです。

 
bal*画像は、ナボコフの小説「ロリータ」の表紙絵を描いた画家として有名なバルテュスの出世作「ギターのレッスン」です。

 
イトウが弾いているのはもちろん普通のギターですが、誤解のないように一応載せておきました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

01:23 | ito | ギターのレッスン* はコメントを受け付けていません
2010/09/22

急なんですが、今夜、ニコニコ生放送することになりました。

 
初めてなんで、 上手にニコニコできるかわかりません。
 
↓ここで22:30~23:30の間です。フルにはやらないかもしれません。
 
 
▼絶対に水着にならない会議【ナイスストーカー】
http://live.nicovideo.jp/watch/co477016

 
内容は、イトウが女子に水着関連の直接交渉をすることになります。
うっかりニヤニヤしてしまったらすみません。
何卒よろしくお願いします。

07:42 | ito | ニコ生やります【絶対に水着にならない会議】 はコメントを受け付けていません
2010/09/10

 
 

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観て選べる、出会い系演劇
お好きな女子のメールアドレスを、お求め安い価格で。
水着シーン、アリマス。


 
 
 
一見怪しい企画のようですが、実際はそんなことはありますん。
語尾はどっちつかずになってしまいましたが、稽古場でのイトウの態度は毅然としたものです。
昨日はいつにもまして毅然として言いました。
 
 
 
「今日から水着を導入します」
 
 
 
公演初日は、まだ3週先ですが、演劇に早すぎるということはありません。
なるべく本番に近い環境を整えて、万全の準備をしたいのです。 
 
基本的には、
2007年にやった公演「RENTAL GIRL’S BOX 箱入り彼女展示会」の改訂再演です。
「再演」と言っても、出演女子も台本も一新しているので、半分新作です。
 
 
 
詳細は、初演時のことを書いた下の記事に詳しいのですが、
 
 

→帯金ゆかりの軽はずみ 「灼熱お盆のセクハラ祭り」

 
 

一言で言うと、水着を着せて値札をつけた女子(のメールアドレス)を販売するという演劇です。
 
 
 
 
「あの時、仮に伊藤君に何かされていたとしても、裁判やったら私たち負けるよね」
 
 
 
 
というのは、初演時に出ていた某女子の言ですが、品行の方正な自分としては不本意極まりません。 
 
 
警察以外の皆様、ご来場心よりお待ち申し上げております。


【公演情報】
ITO SHINTARO IS A NICE STALKER
RENTAL GIRL’S BOX 002
「箱入り彼女博覧会」
2010年9/29(水)~10/3(日)
@渋谷 Gallery LE DECO 5  
————————————————————————
観て選べる、出会い系演劇
お好きな女子のメールアドレスを、お求め安い価格で。
水着シーン、アリマス。
 
透明なアクリルで出来たBOXスペースを借りて、自分の好きな商品を展示販売できる”レンタルショーケース”というサービスをご存知でしょうか。
 
自慢のホビーコレクションから自作のフィギュアまで、思い思いの品に好きな値段を付けて売ることができ、中野や秋葉原を中心に同好の士から人気を集めています。
 
「RENTAL GIRL’S BOX 002 箱入り彼女博覧会」は、出品者である女子たちが様々に演じる「人格」の展示即売会。巨大なレンタルショーケースの中で繰り広げられるストーリーを観て、
気に入った女子がいれば、お客様はその「登場人物」のメールアドレスを買うことができます。
 
もちろん、そのアドレスは”物語の登場人物”から実際にメールが届く”本物”のメールアドレス。
お好きな物語の切れ端を、お求め安い価格で手に入れてください。
————————————————————————
 
■作/演出
イトウシンタロウ
 
■出演(50音順)
石澤希代子(犬と串)
伊藤伸太朗
太田美登里
小杉美香(チャリT企画)
在音 真
宍倉靖二
前田将甫
百地香織

帯金ゆかり(北京蝶々)※特別出演
 
■開演時間
2010年(5日間8ステージ)
9/29日(水)20:00
9/30日(木)20:00
10/1日(金)15:00/20:00
10/2日(土)15:00/20:00
10/3日(日)13:00/16:00
※開場は開演の20分前
※受付開始は30分前
※上演時間80分予定
 
■料金(全席自由・来場順着席)
当日/前売 共に2000円
※リピーター割引=半券提示で1000円
 
■チケットご予約
⇒チケットご予約フォーム
 
■会場
Gallery LE DECO 5
ギャラリー・ルデコ
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-16-3 ルデコビル
TEL:03‐5485‐5188
●渋谷駅東口を出て明治通りを恵比寿方面に徒歩5分。
●渋谷駅新南口からは徒歩1分。
●明治通り沿い右手、
●明治通りを挟んで真向いがスターバックスコーヒー。
 
■公式サイト
【ナイスストーカー】
http://www.nice-stalker.com/


08:10 | ito | 水着を着せています はコメントを受け付けていません
2010/07/24

 
 
一昨日、同じJUNKSTAGEのライターでもある女優帯金ゆかり嬢等が出演している、椿組の「天保十二年のシェイクスピア」を観に行ったのですが、
 
 
 
終演後、近くで見ていた知人の女優(25)が「なんて腹が立つ芝居だ!面白すぎて悔しい。」という旨のことを言っていて、自分も同感だったので、出演者に挨拶する時もその後の打ち上げに参加する時も、ムッとした顔か卑屈な笑顔しか浮かべられず、「もしかして面白くなかった?」と間逆の心配までされ、
 
 
 
そもそも原作を書いた故・井上ひさし(大先生)恐るべしということで、翌日、原作を読みたさにたまらず愛しの書店池袋ジュンク堂へ駆け込んだのですが、全文掲載されているという硬派な演劇雑誌「悲劇喜劇」は既に売り切れており、欲求不満なまま、
 
 
 
いつぶりに演劇のことをJUNKに書くんだろう等いまさらなことを思いながら、書いているのですが、
 
 
 
上京してから何百本と舞台を観て来たイトウですが、「これは面白いから絶対観た方がいいよ!」と公私問わずに大声で言えるようなお芝居は5指に足りないのですが、これはその1本に入れられます。
 
 
 
前述の帯金嬢は初出演の若手扱いながら、大抜擢でロミオとジュリエットのまさかのジュリエット役をやってます。普段色気と胸囲の不足に悩んだり悩まなかったりしている彼女ですが、あまり知られていない「ジュリエットが実は13歳で浅黒い肌」で「思い込みが激しいあまり頭の良くない少女」であるという設定を鑑みると、意外と当たり役なのかもしれません。
 
 
 
普段は自分の気に入っている女子が他の芝居に出てるのは愉快なことではないどころかそこの演出家の○○を蹴りつぶしてやりたい衝動にすら駆られるイトウですが、というのは嘘ですが、今回はそのあたりにも目をつぶって、○○を握りつぶして、異例の宣伝のお手伝いをさせてもらいます。だって、すごい面白かったですから。
 
 
 
お時間ある方は観に行ってあげてください。
今日と明日の2回でもう終わりですが、万障繰り合わせて行ってあげてください。
前売り券はほぼ完売、当日券も若干枚とのことですので、クソ暑い中クソ長い列にならんで、奇跡的に席が空いて観れることを祈りながら、わざわざ新宿花園神社の境内に向かわなければならないかもしれませんが、何かの苦行だと思ってどうぞ足を運んであげてください。
その手間を惜しんだことを後悔するよりましだと思います。
 
 
 
(と、自分の公演のときに、このくらい熱心に宣伝できるといいんですが…。)
 
 
 
★★★★★

椿組2010年夏・花園神社野外劇

椿版 『天保十ニ年のシェイクスピア』

作      井上ひさし 
構成・演出 西沢栄治(JAM SEESSION)
プロデューサー 外波山文明

■公演日時 2010年7月16日(金)~25日(日)夜7時開演
■公演場所 新宿花園神社境内特設ステージ 受付電話:080-5464-1350
■木戸銭 
●指定席:4.500円(前売り限定60席・椿組のみ取扱い)
●前売自由席:4.000円 当日:4.300円(日時指定・整理番号付き)

■椿組 HP
URL:http://homepage2.nifty.com/tubakigumi/oudeson.html

■ご予約
1)ぴあ=0570-02-9999[Pコード:403-325]
2)椿組:080-5464-1350      
 Eメール:tubakigumi.1350@ezweb.ne.jp 
 PCメール:tubakigumi@nifty.com
3)椿組ホームページ予約:http://homepage2.nifty.com/tubakigumi/index.htm
 椿組専用パソコン予約ページ=https://ticket.corich.jp/apply/18103/
 椿組携帯専用予約ページ=http://ticket.corich.jp/apply/18103/

10:35 | ito | 天保十二年のシェイクスピア はコメントを受け付けていません
2010/07/13

こんにちわ、あなたのパワースポット、イトウです。
ご無沙汰しておりましたが、みなさま最近はいかがお過ごしでしょうか。
 
 
自分は先日、一人で温泉に行きました。
温泉というと、すぐに「女子としっぽり」的ないやらしいコンテクストで語りはじめるこんな世の中じゃいかんぜよ。と、先週の竜馬伝でテレビの前の僕が言ってました。
 
 
また、一昨日はお祭りデートを元カノにすっぽかされました。
もちろん、そんなことでふてくされていたら、今カノにぶん殴られてしまいます。
ただし、それは「もし今彼女がいれば」という仮定に基づいた話なので、イトウの場合は心置きなくふてくされました。
お祭りって、「ごめんね、じゃあ、また今度!」行けるものじゃないと思いませんか?
  
 
そんな今日この頃イトウですが、今日は、自分の企画に参加してくれている女子やそれ以外の女子をモチーフにしたデザインのオリジナルグッズを販売するネットショップをオープンしてみました。
 
 
banner_shop.jpg
 
 
これまで、芸術表現を大義名分に女子たちとのコラボ演劇をマニファクチュア的に生産してきたイトウですが、脚本を執筆し、会場をしつらえ、稽古を重ねて公演を発表するのは、とてもたいへんです。
 
 
加えて、どんなに長くても120分以上の上演時間はお客さまのお尻=限界という制約もあります。
限られた2時間弱をどんなに細かく刻んでも、10人を超える女子たちを十二分にフィーチャーするのはきわめて難しい計算です。
 
 
そんな難題に果敢にも挑んだ昨年の公演は、1公演で3本の上演を行い、女子たちをフィーチャーする上演時間を十二分に確保する!という目論見でした。…が、蓋を開けて愕然としました。1公演で3本の作品を上演するということは、普段の3分の1の時間で台本を仕上げ稽古をし作品を作らなければならないということでした。図らずもさらに高い物理世界の限界がイトウの前に立ちはだかったのです。
 

あまりの難敵に茫然とするイトウへ、女子たちの「いや、気付けよ!」という温かくも厳しい言葉が突き刺さります。痛いからやめてと言いましたが無駄でした。
 
 
当然ながら、ただでさえ遅筆のイトウにその壁を打ち砕くのは容易なことではなく、十二分な上演時間を確保するも、充分な稽古時間が用意できず、参加した女子たちにはたいへんな迷惑をかけてしまいました。
 
 
▼この時計は、その公演の打ち上げで女子たちから贈られた品です。
 
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一見、微笑ましい寄せ書きのように見えますが、よくよく読むと、台本が遅れ稽古時間と睡眠時間を削られ、ギリギリの心境で舞台に立ってくれた女子たちのリアルな恨みつらみがオブラートゼロで刻み込まれています。
中央には漢文調に「光陰矢の如し」の文字。
「これからは、この時計を見ながら執筆をしてください」
そう言った女子たちの目はまったく笑っていませんでした。
申し訳がどこを探しても見当たりません。本当に申し訳ありません。
 
 
そんな経験を経て、どうにか舞台を作る以外の方法で、日々指数的に増えていくイトウのお気に入りの女子たちを、つなぎとめ凝結しエクスプロードさせるコペルニクス的転回はないものか。思考を重ねたどり着いたのが、上記のオリジナル・グッズ販売のネットショップでした。
 
 
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こういうのを作ってグッズにして売るお店です。
小劇場界の女優が中心ですが、他の分野も含め、「エッジがある」女子を探して、お願いして写真をいただいて製作しています。
 
 
ちなみに↑の女子は、自分が所属の劇団チャリT企画の後輩の長岡初奈です。
グッズ作るから写真ちょうだいと言ったら、「ちょっと後輩をなんだと思ってんすか!いい加減にしてください、はい、どうぞ!」と快く写真を預けてくれました。はじめツンツンすぐ素直、可愛い後輩です。どうしてもと泣いて頼まれたら、付き合ってあげてもいいくらいです。
 
 
ショップでは、新たにモチーフとなってくれる女子も常時募集しています。
既に、オープンから数日で何人かから問い合わせがありました。
有り難いことです。
 
 
とはいえ、われながら巧い仕組みだとも思います。
黙っていても、イトウにシンパシーを感じてくれる女子が向こうから集まってきて、写りの良い写真を選んで僕のPCへ送ってくれる。
それを一晩中好きなだけクリックして加工する権利がイトウにはあり、されにそれが売れれば女子もイトウも嬉しい。
 
 
 

アイデアとは1案で全てを解決するツールでなくてはならない
by エジソン(でしたっけ?)

 
 
 
そんな紆余曲折を経て、月に4人ペースくらいで女子の数を増やし、1年後には48人を超えるのが目標です。
48という数字に、特別な意味はありませんが、秋元康さんの本は何冊か読みました。
  
 
もちろん、舞台で動作している生の女子を目の当たりにしていただくのが一番なのですが、物理の壁に阻まれるイトウの溜飲を少しでも下げるために、ショップの方も可愛がっていただけたら幸いです。
 
 
※末筆ですが、モチーフとなる女子の他に、女子をデザイン化してグッズに昇華させてくれるデザイナーの方も募集しています。48人もの女子をイトウ一人でデザイン化していくのは、至難の業、というかほとんど不可能ですので、女子への愛情とPhotoshopのスキルに溢れた、素人に毛が生えてフサフサしているような方、1点からの参加で構わないので、気軽な応募をお待ちしております。

12:10 | ito | ITO48 はコメントを受け付けていません
2010/05/14

 
 
昨年末、これまでに何度かこの場をお借りして書いてきた『飲んだときのノリで「絶対いつか結婚しようね」「うん、そうだね」ということになった』某女子銀座チャンスセンターに1時間以上並んで購入した、年末ジャンボ計20枚
 
 
  
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元旦に当選番号が発表されたものの、特に番号を気にすることもなく、そもそも買ったくじの封も切らずぼやぼや餅など食べていたら女子から電話がかかってきました。
 
 
 
「イトウさん、3億取りに行きますよ」
「ああ、年末ジャンボ?」
「はい。カバン用意しといてくださいね」
「100万とか高額な当たりは振り込みだよ」
「じゃあ、わたしゆうちょでお願いします」
「ゆうちょ1000万までだから」
「どっちのくじが当たっても山分けですよ!」
「ていうか、その前に貸した3000円返してね」
「返します、当たったら。絶対」
「絶対返してもらうから」
「がんばりましょう!」
 
 
 
翌日、高田馬場駅前の宝くじ売り場に集合した女子とイトウの年末ジャンボ計20枚。無表情な売り子のおばさんがチェック用の機械に流し込んでいきます。女子の「がんばれ!」といういまいちベクトルの曖昧な応援もそこそこに、当選金額が赤い文字が、LEDのディスプレイに映し出されました。
 
 
 
「はい、600円ですねー」
「からのー、」
「ないから」
 

  
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年末ジャンボ宝くじは、10枚を連番で買えば下1桁でどれか1つは300円が当たるようになっているので、20枚の連番で600円というのは、事実上当たりゼロです。はずれです。苦労して寒空に1時間並んだ年末を思うと砂を噛む思いです。
 
 
 
「イトウさん、わたし当たらないと困ります」
「そうなんだ」
「今月の家賃が、まだで」
「ああー」
「先月は親に連絡行って、お母さん払って」
「言ってたね」
「今月わたし、ぜんぜん働く気しないからたぶん払えない」
「うーん」
「そうだ、おばちゃん、お年玉スクラッチ3枚!」
「はい、3枚で600円です」
 

  
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お年玉スクラッチは、硬貨などでスクラッチを削り、出てくる模様で当選が決まります。
当たると最高100万なのですが、はずれるとジャンボと違い1円ももらえません。
ただの紙クズ同然です。紙クズです。
案の定、女子の買った3枚のクジは、スクラッチ後20秒で資源ゴミと化しました。
 
 
 
「お金なくなっちゃいましたね」
「ところで、今の600円半分はイトウのお金じゃない?」
「だから削らせてあげたじゃないですか」
「そうなの?」
「そうですよ、人聞きの悪い」
「ごめん」
「別にいいです」
 
 
 
その後、寒いので家に帰って、帰りに本屋で買った株の本を読んで寝ました。

11:22 | ito | チャンスセンターその後 はコメントを受け付けていません
2010/04/30

昨年末、これまでに何度かこの場をお借りして書いてきた『飲んだときのノリで「絶対いつか結婚しようね」「うん、そうだね」ということになった』某女子銀座チャンスセンターに1時間以上並んで購入した、年末ジャンボ計20枚
 
 
元旦に当選番号が発表されたものの、特に番号を気にすることもなく、そもそも買ったくじの封も切らずぼやぼや餅など食べていたら女子から電話がかかってきました。
  
 
「イトウさん、3億取りに行きますよ」
「え、年末ジャンボのこと?」
「はい。カバン用意しといてください、余裕があれば竹やぶ白バイも」
「100万とか高額な当たりは振り込みだよ」
「じゃあゆうちょでお願いします」
「ゆうちょ1000万までだから」
「言っとくけど、どっちのくじが当たっても山分けですよ」
「いいけど、その前にくじ買ったった日に貸した3000円返してね」
「返します、当たったら」
「いや、絶対返してもらうから」
「がんばりましょう」 
 
 
翌日、高田馬場駅前の宝くじ売り場に集合した女子とイトウの年末ジャンボ計20枚を、無表情な売り子のおばさんがチェック用の機械に流し込んでいきました。
「がんばれ!」といういまいちベクトルの向きが曖昧な女子の応援に後押しされ、やがて当選金額が赤いLEDのディスプレイに映し出されます。
 
 
その数字は、  
 
 
(記事の途中ですが、今これを書いているイトウ宅に別の某女子の来客があったため、しばらく書くのを中断させていただきます。やむをえません、ご了承ください。近々に続きを。)
 
 
 
 
 
 

11:32 | ito | チャンスセンターその後 はコメントを受け付けていません

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