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皆さん、おはようございます。
おかげさまをもちまして、
ほわっとオペラ「ドン・ジョヴァンニ」、
無事、好評の中で終演することができました。
関係者の皆様、お客様、応援していただいた方々に、
心より御礼申し上げます。
数えるのが面倒くさいので数えませんが、
2010年6月の「ポッペアの戴冠」から、
私の指揮や演出による公演が何公演もありましたが、
今回はある種の到達点に達したというか、
ここまでの中ではザ・ベストという公演ができました。
私の指揮、というと、演出しなかった公演も3回ほどありますので、
数のうちに含めないとしても、
残りの公演は演出し・・・ということは、
私の演出した公演は漏れなく私の指揮が付随しますので、
その中で、ということにしておきますが、
(というのは、私の演出でないものにこの責任はとれないので)
私の演出作品の中では間違いなくベストでした。
ほわっとの使い方に慣れた、ということも言えますし、
演出手法や練習の仕方というものにも、
私なりの軸が定まってきたということも言えるでしょう。
そして、それにきっちり応えてくれたメンバーに恵まれたことが、
今回の成功に繋がったと考えています。
密教には、三力という考え方があります。
以我功徳力(自分自身の功徳の力によって)
如来加持力(如来の守護の力によって)
及以法界力(大宇宙の力によって)
今回もこれと似た三力が働いています。
私自身の経験の力によって、
それに呼応してくれた出演者の力によって、
観客を加えた、場の力によって、
という感じです。
まあ、これは私の側から見た場合であって、
出演者の側から見れば、最初の二つがこうなるでしょう。
出演者各自の能力と経験によって、
マエストロたるぼんちの差配によって、
という風に。
今後ですが、今回の公演がワーストランキングに
叩き落されるように・・・
もちろん、それは他人によってではなく、我々自身によってですが、
頑張っていきたいと考えています。
今後とも、よろしくお願い致します。