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読者の皆さん、おひさしぶりです。
桃生さんの前回の記事がひどい書かれようの須藤です。挽回エントリです。
JunkStageでは今年から、「勝手制度」がはじまりました。
JunkStageのなかで、JunkStageの通常のWebサイト以外のことを
勝手にやってください、という非常に乱暴なものです。
これは、JunkStageのスタッフとライターが対象になってます。
名乗りが上がったプロジェクトが、
スタッフ桃生さんのJunkStage Radio(これは近々本人からリリースがあるかと)、
ライターフィルコさんのJunkStage Engineering(これも近々動き出すかと)、
そして私須藤のJunkStage Earthです。
自分の担当分、ということで今日はこのEarthの説明をしたいと思います。
実はこれ、相当昔から構想があって、営業回ったりとかしてました。
Earthとは何か、というと、Junkが「よむ」文章のWEBマガジンなら、Earthは「みる」写真のWEBマガジンです。
その名の通り、世界中から、テーマごとに写真を募集する。
たとえば「500円で買えるモノを撮ってきて!」をお題に、世界中から写真が集まる。
マクドナルドのハッピーセットの場合もあれば、チョコレートバー1本の国もあるでしょう。
でももしかしたら、大根1年分とか、クルマとか、って国もあるかもしれません。
そういうものが俯瞰できたらおもしろいんじゃないかと思ったのです。
そもそも、「現地の撮る人の写真」というのがおもしろい、ということを知ったのは、
前の職場のボスが教えてくれた、とあるマサイ族がきっかけでした。
KIMOJINO君というマサイ族の人がいて、KIMOJINO君は、マサイ族なのに(といったら失礼です)、観光協会かなんだかの人からもらったカメラで、日々サバンナの写真をflickrにアップしているのです。
が、その写真が、なにかがオカシいのです。
たとえば、ライオンの写真があります。でもそれは、我々が撮るであろう写真とは全然違います。
だって、KIMOJINO君は毎日ライオンを見ているのです。なにもおもしろいことなんてありません。
そのKIMOJINO君がシャッターを切ったライオンの姿は…ライオンが毛玉をはき出している瞬間の写真でした。
すぐに、動画も上がりました。ライオンの死闘です。見ていられません(汗)。
サイの写真もあります。近すぎます(汗)。
気になる方は写真共有サイトflickrでKIMOJINO君を検索してください。
話がそれてきました。よくあることです。
そんなわけで、「現地の人」が「自分の国」をみる視点が、いかにユニークかを知ったのです。
「現地の人が見たその国」と「外国の人が見たその国」では、視点が大いに違う。
たとえば日本の話をすると、私の知人が驚いたというのは、中国人の例でした。
工事中の「ご迷惑おかけしてすみません」と人が頭を下げているイラストの看板。
よくありますよね。我々日本人だったら、まったく気に留めないでしょう。
しかし中国の方はアレが相当ツボるらしく、あれの写真を撮りまくるのだそうです。
Youtubeにアップされた、満員電車で駅員さんが人を電車に押し込んでいる動画が
海外から何万件もアクセスがあったのも、同じです。
ファインダーを通して、現地の人が撮る写真のみならず、外国人が撮る自国の写真、というのも、俯瞰して見れたらおもしろいんじゃないかな…と、思ったのです。
なので、やることにしました。
…といういつもの思いつきにも関わらずこれ、構想は2008年です。
私にしては珍しく、めちゃくちゃ時間がかかってます。
なぜなのでしょう。歳でしょうか。
が、ようやく、今月にはα版(テストバージョン)をOPENできそうです。
ホントのOPENは、9月のJunkStageCafeの際に、お披露目パーティも含めて一般公開の予定。
あ、あれ、あと3ヶ月ですか。そうですか・・・
今週金曜日には、テスト版OPENに向けた最終会議を、
JunkStageライター小川さんの経営するギャラリーバーで行います。
完成予想図はこんな感じ。
背景写真にはJunkライター・松本英樹さんの作品を使わせていただきました。
そんなわけで、写真や海外に興味のある方、ぜひサイトを楽しみにし…
ではなく、海外旅行好きな方、どこかに国の在留邦人の方、
ぜひその力を貸してください!!!! いますぐsudo@junkstage.com へ…!
と、挽回エントリが懇願エントリになってしまいました。
次こそあやさんかれいなさんがなんとかしてくれるハズです。
JunkStage Earthは、twitterもやってます @JSearth