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今年の演奏上の課題は「本番で緊張しない」です。
(なんか、小学生っぽいですね…)
先日(1/14)ライブを行いました。そこでちょっとヒントをつかめたような気がして、今回はそれについて書かせていただきます。
ところで1/14といえば、関東地方に大雪が降った日です。
都内のライブハウス等のいくつかでも、公演が中止になっていたようです。
ぼくらが出たライブ会場は、仙川(京王線)にありました。京王線が止まっていないこともあり、ライブは決行されました。
しかし…。
ぼくらのバンドメンバーのうち、1名(ギター担当)が、JRの運休により会場入りできず…。
ライブ自体は決行でも、ぼくらは出演キャンセルすべきではないか、と考えました。
ご予約をいただいているお客様には、連絡を入れればまだ間に合う時間でした。
でも…。
会が決行される以上、そこに穴を開けることはできないという気持ちが強く…。
メンバーと相談して、それでもライブをやろうと決めました。ギターの不在を極力カバーすべく、ベースが出来る限り和音を出しなんとかサウンドを構築させよう。そして全員がそれぞれとにかく丁寧に自分の音を出そうと(これについては実は、声に出して確認しあっていません。みんなの目つきがそう言っていたように思います)。
ご予約をいただいていた方の半数以上からご予約キャンセルの連絡をいただいていました。ご無理はしないでくださいとこちらから連絡を入れたり、そのようにSNSで発信もしました。
それでも来てくれると言ってくださる方もいらっしゃいました…。
せっかく来ていただく方に大変な思いをさせて、しかも不完全な音を聴かせることになるわけです…。
ライブが終わって数日経って、改めて当日の演奏を聴いていますが、本来の音からしたら…。
返す返すも、当日足を運んでくださった方々に、申し訳ない気持ちと、感謝の気持ちで一杯です…。
本当に申し訳ありませんでした…。
本当にありがとうございました。
ただ、この日は各人、とても良い演奏をしています。
みんなの責任感を感じます。
ぼく自身も完全に開き直れていました。それゆえに、緊張よりも、やるしかない、という気持ちで一杯でした。
あとからよくよく考えました。
この日のライブ前の心境は、『開き直り』というより、『覚悟が決まった』状態だったんです。
…。
約3年前、19年間務めていた会社を辞めようかどうしようか迷っていた時のことを思い出しました。
そこ頃、ほんの短い間ではあったんですが、仲良くさせてもらっていた1人の女性がいました(お付き合いをしていたわけではありません)。
昼間はOLをしながら、夜は水商売のアルバイトをして、そしてさらに時間をなんとか捻出してネイルの勉強をしている人でした。
一緒にご飯を食べた帰りの電車の中で、仕事を辞めようか悩んでいることを彼女に話してみました。
いろいろと気持ちや状況を話したあと、こう口にしました。
「勇気を出すのが難しい…」
そう言うと彼女はこう答えました。
「生きていく上で必要なのは、『勇気』ではなくて『覚悟』だと思う」
この言葉には、打ちのめされました…。
『覚悟』…。
以後、仕事を辞める『覚悟』があるのか自問自答し、結局覚悟を決めてその半年後に退職し、今に至っています。
それ以来『覚悟』が大事であることを肝に命じて生活してきたつもりだったんですが、演奏に臨むにあたって『覚悟を決める』という発想を持てていなかったように感じています。
1/14のライブでは、『覚悟』が決まっていました。
その結果、緊張よりも意欲だけが心にあって、そして、冷静に1つ1つの音を出すことができたような気がします。
もちろん、細かなミスは多々あり、そして技術不足も改めて重く感じています。
ラッパ1本の音でも納得させられる演奏ができなければだめだと改めて思っています。
ところで。
実は、もう1つ、ちょっと実験中なことがあります。それも試してみました。それについてはまた改めて書かせていただきたいと思っています。
しかし、そのことよりもやはりまずは、『覚悟』。
とても良い勉強ができました。
そして、重ね重ねになりますが…。
当日お越しくださいました皆さま、本当にありがとうございました!
押忍。