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雪景色、
君たちが遊んでいた森は雪景色、
君たちが作ったケーキも思い出の中の雪景色、
空が青く冬の日射し輝く森も雪景色、
君たちがこの森で見つけたものは何だったのかな、
君たちがこの雪景色の中で忘れないものは何だったのかな、
君たちが大人になり、
たとえ夢見た事が叶わなくても、
たとえ伝えたい事が大事な人に伝わらなくても、
今君たちが見ているこの景色だけは忘れないで欲しい、
今日君たちが作った想いでを忘れないで欲しい、
君たちがいつも森に寄り添っていた事を、
君たちが子供の頃にこの森の中で見つけたものを、
君たちがこの森で確かに輝いて過ごした日々を、
君たちがこの森を出て大人になる事を願った事も、
君たちはこれからどんな人生でも選ぶ事が出来るんだよ、
君たちはこれからどんな未来でも作れるんだよ、
自分たちの未来は自分たちで物語を作れるって知っていたかい、
小さな頃に読んだ物語の本は、
君たちが大人になった時に叶う物語だって知ってたかい、
ねえ、不思議だろう、
大人は皆子供の時に夢見た物語に中で、
生きて行きたいと願っていたって知ってたかい、
その想いを大人になっても忘れないで思い続けた大人だけが、
子供の時に夢見た物語の中で、
自分の役を演じる事が出来るって知っていたかい、
君たちがどんな未来を夢見ているかは分からないけど、
君たちが今日見たこの雪景色、
君たちの中から消さないで欲しい、
君たちがこれから過ごす日々の中で想いだして欲しい、
君たちがこの森の雪景色の中で感じた事を、
思い出の中から探し出す時がくるまで、
今日の雪景色の想い出を、
君たちの中にそっと閉まっておいて欲しい、
ほら、又雪が降り出して来たよ、
今日の雪景色が、
大人になる君たちに寄り添って、
今日の雪景色が、
君たちの魔法になる時がきっと来る事を、
忘れないで欲しい。