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2012/12/27

こんばんは。
今日は久しぶりにお客様のお話をしたいと思います。今回取り上げるのは、以前キャバ
クラで働いていた時に遭遇した、新人だけに魅力を感じると言うお客様のお話です。

そのお客様は、大体週1ペースで来店される、お店にとっては有難いお客様でした。
が、ひとつ問題が。
その来店時期がお店に新人の女の子が入店した時に集中することと、キャバクラにおいて
女の子の重要な収入源になる「指名」をしないことで、このお客様は有名だったのです。

キャバクラにおいて、「指名」は本当に大きく女の子の収入を左右するものです。

例えばお店の中でお客様が飲食された代金は基本的に指名を受けた女の子の成績として
お給料に反映されるのですが、指名がないと全額がお店の収入となってしまいます。
だからこそ女の子はあの手この手でお客様の指名を取ろうと躍起になるのですが、このお
客様は新人の女の子を新人のうちだけ場内指名する、という方でした。

(ちなみに場内指名でも成績には入りますが、「本指名」と違って一時的なものなので
飲食代金のほうは全然反映されないのです。シビア。)

このお客様に関して言えば、新人、というのはまっさらな新人のこと。
他店での経験のない、ほんとに右も左も分からないような女の子に、“教育”をされるのが
一番楽しい、というお客様。私も新人時代2度ほど場内を頂いたのですが、お店における
サイン、お酒の造り方などほぼレクチャーで終わる1時間……。
有難いことは有難いのですが、なんだか肩すかしのような気がしたころ、「君はもう大丈夫」
とお墨付きを頂いてあっさり3回目からは次の新人の子に場内替えをされました。
私は正直「2回も場内貰えるんだからこれは脈があるのかも!?」と思っていただけに、その
豹変ぶりがちょっとショックだったんですが、先輩方に「あのお客様はそういうお客様だ
から…」となぐさめられ、その後、「確かに…」と納得。

そのお客様にとっては、ど素人をそれなりのキャバクラ嬢に俺が磨いたのだ!というのが
キャバクラでの遊び方だったのでしょう。
ある意味、育成系。
「育てる」ということに快感を見出すお客様もいらっしゃるのですねー…。
何が何でも指名!と意気込んでいた当時のわたしには正直目から鱗なお客様でした。

2012/12/27 05:49 | chica | No Comments