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今回は中橋とゲイのヨシさん(仮名・41歳)とレズビアンのミナさん(仮名・35歳)の対談です。
中「お二人は、LGBTのためのショッピングサイトの運営会社を起業されようとしているわけですが、きっかけなどをお話しいただけますか?」
ヨシ「LGBTにはある種の共通の感性的な側面があって、その感性を満たすような商材だけを集めて販売する事が、同じセクシャリティの仲間の役にたてるのではないかと思ったからです」
ミナ「物販だけではなく、様々なサービスに提供などもしていくことのできる、LGBTのための総合商社を目指したいと思っています」
中「大きなビジョンをお持ちのようですね。LGBTの皆さんに支持してもらえる自信があるという事ですか?」
ヨシ「LGBT向けの通販としては、エロ系がほとんどですが、我々はそうではなく、非エロで商品構成をしたいと考えています」
中「エロと非エロの線引きをどこでするのか?というような問題があると思いますが…。例えば下着とかはどうなるのですか?」
ミナ「それは実は難しい問題だったんです。でも、現状ではクリアーしました。直接的にセックスに関わる事、例えばアダルトグッズ等はNGで、下着とか出会いの場を提供するようなサービスはOKとしたんです」
中「出会いの場の提供ですか?まさか、ハッテン場の経営?」
ヨシ「いえいえ。例えば、旅行やイベントの企画をして、そこで出会ってもらうというような場合です」
中「なるほど。物販だけではなくて、イベントの企画などもするわけですね」
ミナ「具体的な商品やサービスの開発は、まだまだこれからですが、仲間が集まって、あ~でもない、こ~でもないとやっているのが楽しいです」
中「この事業に携わるお仲間は何人くらいいるのですか?」
ヨシ「現在は10人くらいです。まだ正社員としての雇用ができる状況ではないですが、各分野で頑張ってもらって、社内で独立採算的な運営をし、頑張った人が頑張っただけの報酬を手にすることができるような企業運営をしたいと考えています」
中「商品は、オリジナルの物を開発するのですか?既存の商材を使用するのですか?」
ヨシ「その両方です。市場に出回っていながら、良い可能性を秘めた商材をどんどん発掘していきたいですし、世の中にない品物やサービスを自社で開発していきたいとも考えています」
ミナ「ゆくゆくは実際にお店を構えてみたいとも思っています」
ヨシ「店舗は夢ですね。都心から徐々に地方へ広げていけるような展開ができればと考えています」
中「今回、古物商の許可を取られましたが、リサイクル的な営業形態も考えておられるのですか?」
ミナ「はい。衣料品のリサイクルを考えています。私の趣味も兼ねています(笑)」
ヨシ「ミナさんは、服飾デザイナーなんですよ。私はWEBデザイナーです」
中「お二人の接点は何だったのですか?」
ヨシ「LGBTの健康に関する勉強会で知りあって、もう5年の付き合いになります。お互いの人脈を駆使して、今回の起業にたどりつきました」
中「新しいことをするというのは、難しい側面も多いでしょうが、ワクワク感は前に進む原動力になりますね。お話をうかがっている最中のお二人の眼が輝いて見えます。事業が成功することをお祈りしています」
ヨシ・ミナ「ありがとうございます」