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2012/11/30

「ロービングパフォーマンス」または「ウォーキングアクト」と言われる
パフォーマンスのジャンルがあります。

伝統的な日本の大道芸でいうとちんどんやさんがそう。
固定のところでパフォーマンスをせず、
「そこら辺を回遊しながら、イベントに来ているお客様を楽しませる」
パフォーマンス。

その場にあるものをとっさに利用したり、
お客様のリアクションによってパフォーマンスも変わるので、
その人についていくだけでも楽しかったりします。

大道芸ワールドカップin静岡でも、最近はウォーキングアクト部門なんていうのもできたので、
そこら辺を歩いているだけでそんなパフォーマーと遭遇することができます。

かなりのアドリブ力(りょく)が必要そうに思えますが、
アドリブ力と同様に大事なのが経験。
前にも書いたことがあるかもしれないのですが、
「赤ちゃんを抱えている人に出会ったら」「犬を連れている人と出会ったら」
「泣き出す子供がいたら」「交通整理をしている人に出会ったら」
などの「よくあるシチュエーション」には、あらかじめ「こうしよう」とネタを決めておく、
といった、「経験に基づくネタの準備」も同様に必要になるものと思っています。

ウォーキングアクトでないパフォーマー(定点パフォーマンスをするパフォーマー)の場合、
楽屋←→パフォーマンスをする場所 まで移動する……時は特に何にも苦労をすることはないと思うのですが、ヒョウガ君の場合はそうはいかないのです。
ウォーキングアクトのパフォーマー程ではないのですが、
子供は寄ってくるわ、犬には吠えられるわ、赤ちゃんは泣きだすわで、実は楽屋を出たところからもうパフォーマンスが始まっているんですよね。

そんなこんなで、一度真剣にウォーキングアクト・ロービングパフォーマンスに向き合ってみたいなぁと思います。

とりあえず、手始めに、先日豊橋で行われたイベントで、楽屋(テント)からパフォーマンス場所に移動する(また、その帰り)をビデオで撮影してみて、編集してみました。
こうやって見返してみるとやっぱり改善する点がたくさん見えてきますねぇ。

2012/11/30 12:00 | ryuhan | No Comments