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今日は、愛人契約についてお話したいと思います。
キャバクラ、スナック、クラブ……そういうお店で働いていると、一度は声を掛けられる
のがこの愛人家業。
愛人、という言葉の響きもさることながら、ドラマとかで見る愛人と実態はどんなふうに
違うのか? これは結構女の人に聞かれる質問なので、皆さん関心があるんだなあ…とち
ょっと不思議な感じがします。
さて、この愛人というもの。
多くは「契約」という言葉でセットになりますが、基本的には金銭面で援助する代わりに
「俺の女になれよ」というお客様からの意志表示で始まります。
この金額ですが、少額だと3万円くらい、多い方だと生活まるごと保障+月20~30万、
くらいが相場のようです。
もちろん、援助額が高くなればなるほど、女の子はお客様(旦那さま?)に対する貞節を
要求されます。これは経験がないので話に聞く程度ですが、某クラブで働いていたときに
ヘルプについていたお姉さまは赤坂のマンション代と月40万をお客様に貰う代わりに、
お店を辞めて完全なるフリーになり、お客様とは半同棲状態であるという契約だったとか。
……プライバシーは確実にゼロだと思いますが、お姉さまは当時その方と別れたら生きて
いけないと思っていたそうなので、そういう方とならアリ……なのかもしれません。
わたしは機会がなくて生活まるっと保障の愛人契約はしたことがないのですが、例えば月
に3回デートすることを契約にして、その都度3万円くださる方とお付き合いする、程度
の軽いものなら経験があります。勿論、その方一人というわけではなくて、同時並行でお
店に出たり、他の方ともお付き合いをしたりしていました。
これは金銭面で多少援助するから、一定期間は拘束するよ、という感じでどちらかという
と愛人という言葉のイメージよりはカジュアルな感じでしょうか。
といっても、お客様方はある意味で「恋人」めいたスタンスを望んでいらしたので、単純
にお店に出るよりは気を使いますし、二人でいるときはその人一筋!なポーズをこちらも
作る必要があります。
また、お客様は既婚者の場合も多いかもしれませんが、意外に独身の方もこのようなお付
き合いを望んだりするのもわたしが当初感じていた「愛人」のイメージとは違うところで
した。結婚はしたくない、だけどそれなりの彼女は欲しい! という方もいらして、例え
ば恋人同伴のパーティとかに呼ばれたこともあります。
なのでいわゆる愛人という言葉のイメージと、実態はそんなに離れてないけれど、やっぱ
り違うよなあ、と思ったりする、このごろ。
とはいえ「愛人」になるにはそれなりの覚悟も必要なのだよ、と考えたりする秋です。