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2012/10/15

大分トンガは暑くなりました。日本人が無責任に勝手に想像する常夏のトンガですwww。日向は日差しが痛いです。それでも22度~28度なので、ちょうどいい夏です。

さて、学校の方は最終学期に突入し、高学年は今週より学年末試験で、正規の授業は終了しました。5年生(高2)は、全留年が確定し、学年末試験を残すのみですが、試験でなく、途中まで取り組んだレポートと作曲課題の提出で採点するつもりですが、4人中2人は、もう全く何かしらの結果を残す意思がなく、授業にも出てこなくなり、学校でも僕を避けるように行動し始めましたので、もう僕も諦めて追うのを止めてしまいました。(ダメな先生です)

さて、6年生音楽は一人だけ残っておりまして、個人的には手応えありと思っておりました。

そう、「思っていた」だけでした。

大分前からレポートの指導をしておりましたが、「コピペだけはしてくれるな!」と口酸っぱく言ってきましたが、先週半ばに持ってきたレポートの下書きは…

「80%以上(いや、90%?)がWikipediaのコピペ」

でした(泣)

最初本人は「違う」と言っていましたが、Wikipediaと照らし合わせて、「これをコピペという」と検証。しかも中途半端な抜粋なので、話が全然見えない。今週は学年末試験対策をしたかったんだけど、それどころでなくなりました。

というわけで、高2のレポートと同じく、僕が質問を考え、それを調べさせ、その問答をまとめて文章化させる作業へ。

ちなみに何度もその手段を伝えたし、問題ないか?進めてるかと何度も確認してましたが、最後になってやっぱり「コピペ」…。

トンガの学生の問題は、「勉強しない」のではなく「勉強の仕方がわからない」こと。日本のように学生一人一人が教科書を持っているのではなく、学校の教科書や、先生の板書をノートに書き写すことに終始してしまい、「ノートをとること」=「勉強している」と勘違いしている場合が、99.9%位。ノートにとるだけでも、結構労力かかります。恐らく試験勉強も、ノートを眺めて終わりなんでしょうね。

高2の生徒も含めて、実技はほとんど問題ない。でも、学校というより教育省のカリキュラムにレポート課題、作曲課題がある以上それを提出しなければ、最終試験(全国共通)を受けることすらできない。音楽の授業ですが、実技がほとんどできません。

今年はこんな感じで、僕のやる気と彼らの現状が空回りして散々でしたが、来年は年間スケジュールをもう一度見直して、取り組みます。

そのために、今年の学校が終了して長期休暇に入ったら、僕が課題の模範レポートを書き、レポートの書く手順、脚注、参考文献などのスタイルなどを提示して、来年の早い時期にこういう課題は済ませてしまおう。後期に回すとろくなことがない。

というかそういう指導がなされないのに、各教科レポート課題が課されてるんですよね。かわいそうな学生…。そんなの大学に入ってからでいいような気もしますが。僕もあんまり自信ないですけど。たぶんこういう作業は、教員に対してもなされた方がいい気がする。来年の音楽教員協会のミーティングでワークショップ組んでもらおうかな?

さ、今週は校内学年末試験なので何もできませんが、来週以降、補講も組み込んで、強制的に共通試験、レポートの仕上げをしなければ…。

あぁ、なんか愚痴っぽくなってしまった。すみません。

2012/10/15 08:12 | suzuki | No Comments