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今回は、メンズネイリスト 石井さんのインタビューをお伝えします!
メンズネイリストとして多くの男性ネイリストが活躍しています。
石井さんもそのお一人ですが、特筆すべきは「イクメンネイリスト」であるということ。
もちろん「ク」を「ケ」に変えた、イケメンネイリストでもいらっしゃいます。
つくば市内のサロンに7月のある日、お訪ねしました。
サロンは元々奥様のご家族が化粧品販売およびエステコーナーをご経営で
その中でネイルサービスを展開するにあたり、
石井さんがネイリストになるべくお勉強を始められたそうです。
都内の大手スクール・プロコースに1年ほど通い見事JNE検定1級を取得、
現在はネイリストとしてネイルをご担当です。
お子さんがまだ幼稚園に通う前であるため、育児をしながらのネイリスト活動です。
外に出てしまうのでなく、常にお子さんと一緒にいながらのお仕事は
ご家族経営ならではのメリットですね。
星野(以下、星):ネイルを始めるきっかけはサロンでの展開とお聞きしました。
ではなぜ、他の方ではなく男性であるご自身がネイリストになろうと思われたのでしょうか?
石井(以下、石):もともとアクセサリー作りをしていたこともあり細かい作業が好きでした。まだネイルを知らない10年前頃に書店でカリスマネイリストのネイルアート写真集を買って、実際に自分でチップを作成したりもしたんです。それで、僕かなあ、と(笑)
星:ネイルを知らないのにネイル本を買われたんですか?
石:好きなタレントさんがその本でモデルをしていたので(笑)
星:なるほど、それなら納得です。それでも実際購入までされたのは驚きです(笑)。
ネイルチップ作成はいかがでしたか?
石:全然ダメでした。難しいし…。それきりでネイルとは無縁にしばらくなりました
星:ご結婚後、いよいよネイリストへ転身とのきっかけが訪れますが、ネイルスクールに入りお勉強を始めた時の周囲、特にご自身のご実家の反応は?
石:実家の母は「やっぱりね」と納得していました。父や友人は懐疑的でした。ネイリストなんて仕事になるのか、と
星:お母様は本来の細かな作業好きなどを理解されていたのでしょうね。
お父様達の懐疑的な反応はよくわかる気がします。今でこそ職業として認識されていますが、男性で数年前で、となると理解を求めるのも厳しかったのかも。
では、実際に「女子」の世界に入ってみていかがでしたか?
石:特になにも…。女子はもちろん、同じメンズとも知り合いになりましたよ。メンズのメリットは、覚えてもらいやすいことと紹介などをしてもらうことが多いことでしょうか
星:ご卒業後、晴れてネイリストという職業についたわけですが、実際の業界の印象は?
石:まだまだ伸びる市場だと感じています。職場環境としては、家族経営なので、複雑な人間関係とは無縁です
星:ネイルを始めて何か変わったことなどはありますか?
石:人の爪先が気になるようになりました。アートなどがあると、どんな材料を使ったのかな?と気になります。
ネイルを通じて、目標があることは素晴らしいと実感しました。スクール時代も含め、楽しい思い出の方が多いです
星:得意なアートは?
石:特にありませんが…。ジェルベースなら幅広く何でも。雑誌などからのリクエストにも出来るだけ対応してます
星:今後の目標は?
石:ジェルメーカーのエデュケーターライセンスの取得と、ネイリスト協会認定講師の取得を目指したいです。今はサロンですが、将来的にはスクーリングに展開したいと考えています。サロン自体では、お客様を飽きさせないサロン作りをしていきたいです
星:では、最後に「ネイリスト」からのメッセージをお願いします!
石:もっと爪先を大切に意識をしてほしいです!どうしても年齢層が絞られる傾向にありますが、もっと幅広く楽しんでもらいたいです
石井さんは、外見の男性らしさとは対照的に非常に細やかな印象を受けました。
作成されたアートサンプルを見ても、柔らかさを兼ね備えた感性の持ち主であることがわかります。
まだ小さなお子さんが石井さんのそばで甘えたりして、パパとしてのお顔も拝見できました。
お子さんはお嬢さんなので、物心がついた頃にパパのネイリストとしてのお仕事をどう捉えるのか非常に楽しみです。
石井さん、お忙しいなかありがとうございました!
今後のますますのご活躍、期待しております!!