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長かった一ケ月のラマダン。
去る、18日に無事ラマダンが終了しました。
ラマダンが終了すると、19日からレバランに入ります。
このレバランは日本で言うところの正月とお盆が一緒になった!くらいのお祭り騒ぎです。
さて、最近ネットの回線がいいのか。
はたまた私がやっと覚えたからかは定かではありませんが…
写真をアップできるようになったので、写真と共にレバランの様子をお伝えしたいと思います。
今年のラマダン終了直後にインドネシアの独立記念日(17日)もあり、この日から休日に入りました。
この休日に入ると、レストランやその他のお店も閉まりますので、すべての用事をこの日までに終わらせないといけません。
レバランに向けての買い物やお金(新札)の準備です。
家中のカーテンやテーブルクロスなどを新調したり、レバランに向けての食糧(訪問者に出すお菓子や飲み物)を買います。
また、レバランの第一日目は家族に挨拶周りです。
その際に着る洋服も新調します。
さて、レバラン当日。
朝早くからたくさんの方の訪問があります。
と言ってももちろん私に会いに来るのではなく、ホストファミリーに会いに来るのですが(笑)
この際に先ほど準備したお菓子と飲み物の出番です。
さて、挨拶も目的の1つですが、真の目的は別にあります。
少し言葉は悪いですが、お金をもらうためです。
お金がある人がない人にお金を渡すという訓えがあるのです。
子供だけではなく、すべての人に渡します。
子供には日本で言うところお年玉的な意味もあります。
さて、訪問者の流れが一段落すると次は私たちが親戚の家に向かいます。
レバラン第一日目は出会う人すべてと握手します。
これは“昨年のお互いの罪を許します”という意味が込められています。
昨年の罪か…
先生からの電話を数回無視したこととか、自炊を怠ったこととかでしょうか(笑)
さて、家族の家に行くと綺麗な衣装でホストファミリーの親族の方たちが待っていました。
家族や親族で新年の衣装を統一しています。
去年はお揃いの色・デザインでしたが、今年はデザインを統一し家族で色違いにしていたようです。
にしても、美しいっ!
私として嬉しかったのは、私が日本からのお土産としてお渡ししたアクセサリーをこの日に使っていただいたことです。
ピアスやブレスレッドなど、この日に使うために今まで置いていた、ということでした。
ホストファミリーのママは私からのお土産のメガネをこの日のために調整していました。
※フレームだけをお渡ししたので(笑)
そして、ご家族に挨拶をして、記念撮影をします。
にしても・・・
家族が多すぎます。
正直、1年以上たった今も名前を覚えきれずにいます(笑)
そして、この写真に入れなかった家族も半分くらい外にいました。
日本で家族写真と言ったら、両親・子供・そして祖父母という程度でないでしょうか。
しかし、やっぱり大家族はいいですね!
この写真を撮りながら、日本の核家族について思いを巡らせたりもしました。
そして、私が最後に撮った家族写真はいつかな~
なんて、少しセンチな気分になったのはここだけの話です。
さて、家族構成を今年は覚えようと、様々な質問をします。
あの方は誰のご主人ですか?
誰と誰がご兄弟ですか?
などなど、今更です(笑)
その中で、大変興味を引く表現がありました。
“何人兄弟ですか?”と言う質問に対する回答です。
兄弟はいないと思っていた人から“5人兄弟だ”と返事があったのです。
よくよく聞くと“いとこ”だということが判明。
日本であれば、兄弟とは純粋に兄弟であっていとこは含めませんよね。
どんなに仲が良くても、兄弟の人数に含めることは稀だと思っていました。
しかしこちらでは、家族・親戚の家が大変近いという条件を差し置いても、“いとこ=兄弟”のようです。
ほぉ~、とまた違う感覚を学んだ私でありました。
家族・親族への挨拶を終えた後、夜からは挨拶回り第二段です。
ゴロンタロ大学学長・副学長・学部長など、そうそうたる方々のご自宅へ挨拶に伺います。
それぞれの方の家は、それはもう大きくて驚きの連続でした。
ホストファミリーの家も大きいな、と思っていましたが、上には上がいるのです。
初日だけで、何人の方と握手したでしょうか。
そして、これが数日間続くのです。
最後にホントファミリーの家族写真を。