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2012/08/20

暦の上ではもう秋なのに屋久島は南国らしく毎日暑い日がまだまだ続いております。

さて、題名にあった当たり年ですが、今年は何の当たり年かというと台風の当たり年。

台風はだいたい南の方から発生して沖縄なんかはしょっちゅう通過ルートですが、屋久島はそれほど通過ルートにならないことが多い。

昔ホテルで働いていたとき、夏なるとよくあった問い合わせで「来週宿泊する予定なんですけど台風は来ますか??」と当たり前のようにあったのだが、台風のルートは例年変わるのでわかりません。

ちなみに役場にも屋久島に旅行予定のお客さんから同様の問い合わせがあるらしく、頭を悩ましているとのこと(笑)

では当たり年の定義ですが、今年の台風は6月から2分の1ぐらいの確率で台風が屋久島を通過するのである

今月は初っ端から2つ連続で通過。

屋久島に10年も住んでいれば台風なんて慣れっ子なのだが、台風が来ると家中の雨戸を閉めたり、車庫を封鎖したり、古い家だと玄関やら裏口やら窓やらいろんなところを板で打ち付け、台風が去ったらまた外すという地道な作業。

なおかつ、台風=停電が当たり前の上に台風でフェリーが欠航になると食材もスーパーに入荷しなくなるので台風前に買い溜め&電気を使わなくても調理ができる物を調達しないといけないので台風中よりも台風準備が一番大変なのである。

ちなみに私の知っている限りだと前回の当たり年は8年前。

そのときはたまたま子供と車で旅行に行っていて、鹿児島から屋久島へ帰る日に台風が接近し、船が欠航というのが3日続き、ようやくフェリーが動き出したと思ったら食材、宅急便、郵便物を載せている車の航送が優先と言われ、結局当初の予定より5日遅れて屋久島に帰れた。

そのときは育児休暇中で仕事が無かったから良かったものの、普通の会社員だったら言い訳のしようも無い。

先日台風が通過したときにはなぜか飛行機は通常運行だったにもかかわらず、船便が全便欠航し、船で帰れないお客さんが空港に殺到。

早めに船から飛行機に切り替えをしたお客さんも多かったらしく、その日の飛行機は全便満席。

にもかかわらず、空港には140名のキャンセル待ち希望者が殺到したとのこと。

もともと鹿児島⇔屋久島航路は70名乗りのプロペラ機でキャンセル待ちで乗れる人数もたかが知れている。

ただ、鹿児島⇔屋久島間は搭乗率が非常に高いため、あまりにも人が溢れると臨時便が出ることもあるらしいのだが、1便だけ存在する35名乗りの飛行機が70名の飛行機で来たりというJALの融通もあり、140名全て乗れたとのこと。

台風シーズンは10月まで続くので当たり年と言えども屋久島のかきいれ時の台風は止めてもらいたいものだ。

そして私はこの夏もレンタカー屋さんにアルバイトを頼まれてまだまだ働き続けるのである。

2012/08/20 08:42 | hidaka | No Comments