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今回は、LGBTに限った話ではありません。恋する人々、全員に該当する話です。
恋人同士で写真を撮ることはよくあると思います。日頃の日常から、旅行先の思い出のために名所の前でカシャっと。デジタル1眼の少し大きめのカメラも流行っているので、本格的な人はそういうカメラを使って高画質でカシャっと撮影。携帯・スマホのカメラ機能もデジカメ並みに向上しており、いつでもどこでも簡単に写真を撮ることができる世の中になりました。
そして、撮影した画像は、データとして様々な媒体に保存され、複製や編集も自由自在。本当に便利です。
彼氏(彼女)との様々な思い出を写真に記録するのは、今も昔も変わらないでしょうが、昔のように写真を写真屋さんに現像に出して第三者に見られるわけではないので、門外不出のプライベートショットを撮影して、秘蔵画像として保存する人も多いわけです。
そしてその画像が何らかの理由で流出してしまい、インターネット上の掲示板に掲載されてしまったり、個人情報が漏れてしまったりと、大変な被害をもたらしてしまうことがあります。
恐らく、他人に見られては困るような写真を撮影する瞬間は、まさかその写真が流出するとは思わずに、とても高いテンションで二人の世界を楽しんでいる事でしょう。
流出するパターンとしては、①不注意で流出させてしまった。(コンピュータのウイルス感染や操作ミス、記録メディアの紛失など) ②意図的に流出させた。(別れた後に意趣返しで流出させる。恋人に無断で画像掲示板に投稿するなど)というものが考えられます。
意図的に流出させるのは論外ですが、不注意で流出する可能性は誰にでもあると考えられます。
究極の個人情報とも言うべき自分自身の画像を流出させないためには、そもそも流出して困るような写真は撮らないという事に尽きます。
ところが、いつまで経っても・・・いやむしろ増加傾向にありますが、過去の画像をどうしたら回収できるのかといった相談が寄せられます。
実際に流出していなくても、元カレや元カノが保存しているデータの流出を恐れて、それを回収したいというのです。
フイルムであれば、ネガを回収すれば、ある程度、流出の危険性は消えるでしょうが、データの場合はいくらでも複製が可能なので、データを回収できたとしても、複製データの存在を否定できない以上、安心はできません。
最近は、写真だけではなくて、動画である場合もあります。
撮影する時は、お互いに同意の上で盛り上がっているでしょうから、それも一興として、撮影後はすぐに二人が確認をしながらデータを消去することをお勧めします。
もし、今、この記事を読んで、「もしかして自分も過去にそういう写真を…」と思われた方、そのデータを誰がどのように保存しているのか考えてみて下さい。もし、自分自身が保存しているのなら、惜しくても消去した方が無難です。棺桶の中までデータを持ち込むことはできないわけですから。
昨今は、そうした画像や動画を買い取る業者まで出てきています。
自分の秘蔵画像や動画が、いつの間にか販売されていたら、たまったものではありませんね。
ちょっとした遊び心が、人生を破壊するような大事件になってしまいかねない恐ろしい結果を招いてしまうということを、肝に銘じて下さい。
また、撮影される事が嫌なら、パートナーが撮影を望んでも、毅然とした態度で断る勇気も必要です。
季節は夏。解放的な気分になるこの季節。どうぞお気を付け下さい。