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2012/07/13
毎日のようにヒグマを観察し、写真に記録している。 これはれっきとした仕事なのだが、
僕にとってはこれ以上ない「余暇」といって も過言ではない。
クマは以前は恐ろしい動物だと思っていたが、今はそうは思わない。
表情も動きもとてもバラエティに富んでいて他の動物とは全然違う。
どちらかというと「人間っぽい」のだ。
時に彼らの行動から「気持ち」だって読み取れる事がある。
数年前から個体識別されているクマが今年も子供を連れてこの場に戻ってきた。
「この冬の寒波は厳しかっただろうなぁ・・・。」
「狭い穴の中では親子3頭でどんなふうに過ごしていたのだろう・・・。」
一年ぶりの「再会」は自分の知らない「彼らの時間」を想像させる。
そうやって無意識の内に人もクマも「同じ時間の中」で生きていることを実感 するのだ。
毎日山を歩いてると、この豊かな自然からたくさん大切なことを教わっている ような気
がする。
言葉ではなく、「感覚」を養ってくれる「自然」
2012/07/13 11:13 | yamada | No Comments