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こんばんは。
気が付けば6月も終わりですね。6月と言えばジューンブライドなので、
キャバ嬢が新婦となった結婚式には付きものの、ちょっと特殊な事情について
お話ししようと思います^^;
キャバクラ嬢の結婚式において一番大事なのは、とにもかくにも根回しです。
たとえ新郎ご自身は奥様がキャバ嬢(元なのか現職なのかにもよりますが…)と
分かっていても、それが御親戚一同までばれてもいいのかといえば、大抵の
方は嫌がるでしょう。
したがって、まず、新婦側の友人を厳選する必要があります。
厳選と言っても、この場合大事なのは中身(性格)ではなく外見が重要。
キャバ嬢の女の子たちは非常に口が堅いものですし、結婚式まで招くというのは
よほど親しい関係ですから、会話から仕事について漏れる心配はしなくてもいい
のですが、この業種の女の子たちはパーティスタイルとお仕事着のテンションが
ほぼ同じ、というのが最大のネック。
晴れ着なのかこのまま出勤なのか!?と危ぶまれるようなファッションセンスの
同僚を友人席に招くのは非常に危険なプレイです。
また、新婦とどこで友人になったのか、という点についても十分に情報共有をして
おくことも無事結婚式を完遂するには必要なこと。
当たり障りのないところで「バイト先の友人」とか「趣味のサークルで一緒だった」
とか、そんな感じのプロフィールをでっちあげておけば、空気の読めるキャバ嬢たち
はちゃんとその立場で新郎友人ともお話が出来るのです。
わたしは、過去3組のキャバ嬢友達の結婚式に参加したことがあります。
うち、2組は新婦が元キャバ嬢だったことを新郎にも隠していた、というお式。
そのうち特に仲が良く、友人代表スピーチまで頼まれた友達は「結婚式で全部バレる」
という悪夢に挙式当日まで魘されたそうです。
当然、友達としてわたしは最大限の協力をしました。
当日のスピーチ原稿は新婦自らに校正をしてもらって、わたしとは某喫茶店でのバイト
で知り合ったという設定にしてもらい、そのバイト先も新婦が心配するので下見に行って、
どんな感じかチェックしたり。
わたしも大変でしたが友達は心労でもっと大変そうでした。。。
その甲斐あってか、その友人は今でも旦那さまと仲睦まじい夫婦でいらっしゃる様子です。
また、新郎がご存じだったパターンでは、意外なことにそのあたりは全くと言っていい
くらいノーチェック。お店の同僚で埋め尽くされた新婦友人席を「職場の同僚」と紹介され、
「どういう設定なんだ…!」とひやひやしながら受け答えをした覚えがあります。
もちろん、男性側からすれば「なんで黙っていたんだ!」と思われることもおありでしょう
が、秘密のひとつやふたつくらい、抱えているのは何もキャバ嬢に限った話ではありません。
だからこそ、新婦友人として、キャバ嬢の結婚式には全力を挙げてサポートする、わたしたち
なのです。