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2011/02/09

6日に東京へ行ってきた。

尊敬する水族館プロデューサー中村元さんのトークライブ「超水族館ナイト」に参加したのだよ。

中村さんが、水族館に関するビックリマル秘話をおしげもなく大披露する大人気トークライブイベント。

全国から水族館好きや、業界人、飼育員、なんだかわからないけど楽しそうだから来てみた、というような人まで様々な方が100人以上集まる。

今回はペンギンをテーマにしたトークライブで、ペンギンのスペシャリストの上田さんという優しさ満載を形にしたような先生もゲストでおいでくださって貴重な話を聞けました。

ウチの水族館はペンギンはいないけど、勉強になるし楽しいので参加した。ペンギンは世界に18種類もいるんだって。知ってた?絶滅の危機に瀕している種類も少なからずいるのだ。知ってた?

始まる前に、司会のテリーさんという方が、おごそかに「全然打ち合わせしてない、なに話すのでしょう?」

終わったあとの打ち上げ会でもテリーさんが来てオゴソカに「こんなに全く打ち合わせせずにトークライブしたのは始めてだよ」

と言っていた。「眠い」しか話していなかった、と暴露された。

中村さんは忙しすぎて、ほとんど寝ていなくてユンケルの力をかりてトークライブに望んだそうな。しかし、トークは大成功で爆笑も多くて会場は大盛り上がり。お客さんは大満足。中村さんも上田先生も、テリーさんも(?)楽しそうでした。

さっすが中村元さん。多くの場所でいろんな話をして経験が無かったら、あんな展開には出来ないだろうなぁと思いました。普通の人なら不発不完全燃焼のドロドロ試合になっていることでしょうに。

打ち上げ会終了後は恒例の「チビッコ園館長会議」

「超水族館ナイト」に参加するために全国から集まった熱くて若い動物園・水族館人(=チビッコ動物園長・水族館長)たちが、中村さんと一緒に場所を移して補講をするなんとも贅沢すぎる会。

今回は水族館ナイトの会場であった東京カルチャーカルチャーからチビッコ会議の恒例会場となった新橋へ向かうため、駅までお台場を皆でゾロゾロヨタヨタ歩いている途中に、参加するチビッコ館長の2人から爆弾発言が投下され、どよめきが起こった。おれもビックラこいた。

毎回参加しているA水族館のイケメン飼育員と、前回から参加したH水族館のトレーナーが、チビッコ園館長会議を機に運命の出会いを感じて、その後何回か会って何かしら行われた後に付き合い始めた!というのですよぉ。フィーリンカッポー成立!!!

実は、すでにこの園館長会議で出合って、その後数回会って何かしら行われた後に結ばれてコンヤクしているカポーもいるのだ。毎日、真剣に生き物の相手ばかりしているお兄さんお姉さんは、こういう場は出会いの最高のチャンスなのだ。。。

こんな発表があったら、もぉね、かしこまった水族館・動物園の勉強話や真剣話は完全に忘れ去られ、カポーをとことんイジりたおすしかない!

毎日、真剣に生き物の相手ばかりしているお兄さんお姉さんは、こういう話になると、生き物のことは完全に忘れて突っ込んだトークを展開するのだ。。。

新橋の会場に付き「幸せになろう!!」というワタクシの言葉で乾杯し、ただちにその話で持ちきり。中村さんもノリノリ。

毎日生き物の相手ばかりしているお兄さんお姉さんは、こういう話には遠慮ナシにストレートな質問を遠慮なしにぶつけてコーフンするのだ。。。

ここからは、文章には書いて公表できない内容で、動物園や水族館はまったく関係なくなちゃった話で大盛り上がり。大爆笑が絶えず、カッポーの2人に過激質問が飛び交う。

次第に、彼氏のしくじり発言を機に、彼の女関係に疑惑の火が灯り、急速にこんな男別れてしまえ攻撃に終始する。必死に釈明する彼氏。

こんなやつ別れたほうがいい、考えなしたほうがいい、今ならまだ遅くない、別れて俺と付き合え、オレのほうが完全にイイオトコだ!などの会話がひっきりなしに飛び交った。

そのうち別れろ攻撃の合間に、おれも彼女が欲しい、なんで出来ないんだ、だれか付き合ってくれ、やっぱりオマエら別れてオレと付き合え、キミはオレに惚れている確実だ、オレほどイイ男はいない!というようなモダエ苦しむ飼育員たちの声もうめいた。

最終的には誠意的な彼氏の真剣な言葉に彼女が感動の涙を流し、二人の愛がいっそう深まって残念、じゃなかった、めでたしめでたし、仲良くやれよと、ややそこらじゅうから無念の舌打ちが聞こえつつも、チッ!とか言いつつ平和解決となった。

いつもは中村さんの直伝水族館テクニックの話しに全員、食べているものは皿に置き、飲んでいるコップは机において、真剣な表情で耳を傾けて深くうなずいたり、目からウロコを出したりするのですが、今回はみんなでオゲレツ大爆笑。これもアリなのだ!中村さんもいつも以上に、というか、こんなに大爆笑で楽しそうな中村さんの表情は始めてみたかもしれなかった。

年に数回しか会えない全国のスーパー若手達が、集まって遠慮なしに仲良く楽しく話し合えて刺激しあえたり、中村さんから貴重な話を聞いて勉強できたりできる最高の場です。

最終的には「水族館の展示は女心を理解せねばいいものはできない」という名言が生まれ、今までの強烈話のまとめおよび結論が発表され、フクヤマ似のイケメン飼育員による唐突な一本締めで終了した。朝の5時過ぎ。

前日の3時から活動し一睡もせずに飛行機で飛んできた子もいたり、そのまま始発電車で仕事に向かう子もいたりで、チビッコ園館長たちは、すさまじい。残ったチビッコ園館長たちは、常連となったマンガ喫茶で、お金もないので数時間だけつかの間のパワーチャージ仮眠をとって、すぐにせっかく東京に来たんだからと関東圏の動物園・水族館視察にヨタヨタ出かけていくのであった。

ワタクシも1時間半の仮眠をして上野から電車で「ふくしま」へ向かった。

2011/02/09 09:27 | kobayashi | No Comments