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2012/05/28

「あの夏の花火」って・・・

ドリカムの曲名ではないです。
毎年この時期になると思い出すんです。
最愛の友人のことを。

誰よりも心の通じ合える友がいました、
6月1日は命日になります、しかし、もうひとつ、
当時、一度は投げ出したものの、生命懸けて再度復活し、
立ち上げた最高のお店の誕生日でもありました。

深い悲しみの中、最後の姿を観に行く途中、
電車の中で電話が鳴りました。
師の声です。

「死んだ仲間も大切だけど、生きてる仲間も大切だぞ」

一言だけ伝えてくれました。

本心、
亡くなった彼への想いが100%溢れんばかりの状態で、
こんなこと言われるのは憤慨します。
実際、聴いた瞬間、キレそうになりました。

しかし、冷静に考えてみてください、
正しく云う通りです、この通りなんです。
戻らないモノを追いかけても時間の無駄なんです。

感傷に浸る時間もあっていいです、
ただ長すぎるのはよくないとは思います。
震災で経験したはずです、命とは刹那だということを。

『宿命は変えられないけれど、運命は変えられる』

そういうことだと思います。

生きているうちは意味があるんです。

食に係る身として、食の内容からかけ離れた精神論的な
一方通行な内容が多いのは、僕の実践が浅いからです。

何故、ボランティアしないの、キレイごとばかり言って、
あなた一体何なの、って言われました。

確かに、一個人として未熟の極みです。日々痛感しています。

はっきり言いますが、
自分にできることを探している時間自体が「無駄」なんです。
見つけた人間は早いです。それに一途に真剣になります。
それでいいと思います。

僕もそうなりたいです。
正直、心は今、暗中模索しています。
属すれば人一倍働きますから効果は出ますが、
何より、この半年で溜めてしまった「我 が」というものが、
邪魔をします。

流れの中で経済というものも独学してきました。
プロと交えて世はどう動いているかということも知る中で、
足元、ぐらついてます。

笑ってください、愚かな自分を、
前が見えない、惨めな大人を、
貶してください、非社会に生きている今の僕を。

愛が足りない、昔、とある方が会話の中で使っていました。

今の僕がそうかもしれません。

そういう時もあります。長い人生ですから。

あなたは「星」になりますか、「天使」になりますか、
それとも「神」になりますか、それとも今までのように
「人」として身を任せますか・・・。

花火は最初の一発目が花火なんです、
あとは火花です。

2012/05/28 02:17 | nishikawa | No Comments