« 5月の上生菓子 | Home | 「火花 ~ひばな~」 »
会場入りしてまずピアノ伴奏合わせ。
会場がホールやスタジオとは違い、客席との距離が近く、軽く戸惑う私たち。
初っぱなから呼吸が合わずテンパる。
立ち位置を変更したら合うという、、二人ともソプラノですからね。
左耳のほうが発達してます。
出演者は7名。(若手は6名、ベテランの方や憧れの先輩方とご一緒するので緊張しました)
私は、養成所の同期ハルカと二重唱でスタート。
聴きに来てくださるお客様も音楽通でなかったりするので、トークが重要視されます。
歌う曲の2倍はトークしてくださいという企画側からの要望。
ノリが漫才のような始まりになり、会場の空気はきっと掴んだはずです。
曲の紹介はもちろん、「今から歌う人はどんな人なんだろう」と興味をもってもらえたら嬉しいなと思いながら語っていると
どうしても、某劇団の大阪支所に所属していた血が騒ぎます。
別にウケを狙おうとしているわけではないのですが、、
大好きな作曲家の方の曲を披露することができました。
私たちは、アンサンブルになるとどっちがどっちの声か分からないというほど似ているので
あえてソプラノ.アルトのパート分けをせず、曲の途中でパートチェンジをし
「どっちが主旋律?いつの間にパート変わったの?」という狙いを果たしました。
後半はソロ。
昨年にあなたにはまだ早いと言われたことがあるアリアだったのですが
この日のために歌唱、ディクション猛練習してきました。
トークはまぁまぁウケをとり、、
歌は、、満足いくものではなかったですが、今の自分の実力なのでしょう。
母からは「ちょっと集中力が切れてしまったりするのが見える」と言われました。
年を重ねるごとに自分のものになっていけたらと思います。
打ち上げで、今の歌い手には歌唱力の他に、歌や自分自身についてのトーク力が必要不可欠になってきているという話になりました。
会場に来てくださる方々は、歌だけを聴きにきているわけではないということ。
自分という歌手そのものがどういう人物なのか、そして、今からどんな作品のどんなシーンを歌うのか
オペラとは、歌曲とはどういうものなのかを分かりやすく語れること
お客様が音楽や世界観を楽しめるためのトーク力を身につけていきましょうということでした。
しかし、来てくださった方からは
トークの始め方が「芸人のようだった」「漫才」
ソロのとき、歌ってるのは可愛かったのに、前後の素が「おじちゃん」と喜べない誉め言葉をもらいました。あーあ。
でも、ギャップがいいってことにしておきます。