« 練習量と上達がまったく比例しない楽器 | Home | マンゴーとAkiko先生 »
loom where God has planted you.
(神が植えたところで咲きなさい。)
「咲くということは仕方がないとあきらめるのではなく、笑顔で生き、周囲の人々も幸せにするということなのです。置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。」
私の先輩がブログで、この言葉をある本からみつけた
と紹介していたのですが
とても感銘を受けました。
私は、歌も演技のお仕事も与えられたものはすべてお受けしようと決めているのですが
本当に若かりしころ、一度だけ「私じゃなくてもいいような仕事はやりたくありません。」と生意気なことを言ったことがあります。
当時、個性的なキャラを出していたのでエキストラに派遣されても
「君は一般人のように見えないからちょっと外れて」
と外されたことがトラウマでエキストラの仕事の依頼が来たときにそんなことを言ってしまいました。
あんな思いをせっかく出向いた現場でするくらいなら行きたくないと思ってしまったのです。
でもそれは間違いでした。
与えられた環境こそ、自分をアピールできる場所
そして、存在を認識される場所なのに。
その一度の後悔を機に
与えられた役やお仕事は、今の私には試練や課題として与えられたものだと感じるようになりました。
実際、ソプラノの私がアルトやメゾの役を演じるなんて絶対オカシイだろーと思いながらも
演じたところ悪いことどころかいいことだらけだったのだから。
先日、ダンスの先生が
「思いっきりやってみろ。誰もお前のことなんか見てないんだから」と私たちに声をかけてきたのです。
置かれた場所で思いっきり咲く。
そういえば、某アイドルのドキュメンタリーで
上手の二列目端がポジションで悔しい気持ちを通り越して
「私ここでも笑顔で頑張れます。」という思いで誰よりも笑顔で大きく踊っていたら公演前日に前列センターにチェンジされた…という思い出を語っているシーンがあります。
置かれた場所で輝いていたら必ず視線はそちらにいくということです。
誰も見てなくても、誰かが見ているということ。