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2012/05/11

ちゃんちゃかちゃかちゃかちゃんっちゃんっちゃ~ん。

<材料>(4人分)

・薄力粉-420グラム

・水-180cc

・塩-18グラム

・愛-限りなく

・勇気-ありったけ

・根性-ちからのかぎり

<その他>

薄力粉は製麺所などから仕入れる本格的なものとかでこだわると良い。水も同じ。水道水よりも天然水とかだと少し味が変わる。ザリガニを飼っている水とかはおすすめできない。カメを飼っている水だと高確率で瀕死の腹痛にあう。塩も家庭用食塩よりハカタの塩とか横綱白鵬が土俵にまいた塩とかだといい。

<手順>

1.あらかじめ水に塩を溶かして塩水を作っておく。海水魚を飼うわけではないので塩分濃度は気にしない。これを少しずつ薄力粉に入れて混ぜていく。水は一気に入れずに何回かに分ける。

2.美女に語りかける要領で優しく、されど早くこねくりまわす。すると粉は水と混ざり複雑に心情を変化させ色っぽく乱れ、パン粉のようになっていく。

3.パン粉からさらに練り続けると、生地は乱れ揺れていたココロがまとまって1つになってくる。彼女は何かを決心したのだ。そう、ウドンへの道である。生地を得た変わりに、自由に変化できた粉だったころの自分は捨てた。もうホットケーキにはなれないし、パンにもなれない。こうして大人の女性へと変化していく。その様子をだまって見ながらこねていく。耳たぶのやわらかさにする。

4.生地がまとまり、手につかなくなったら荒々しく両手で押さえるようにこねる。嫌いな上司を想像してその嫌悪、憎悪、殺意など、恨み辛みをこめて、とにかくこねる。小さな声で、んなろぅ!とか、死ねぇ!とか言ってもいい。

5.ツヤがでてきたら、ラップ等にくるんで、3時間ほどあえて突き放す。距離をとると、互いに反省してお互いの存在や大切さに気づくものである。

 

6.3時間ぶりに再会すると、倦怠期だった仲も回復してお互い盛り上がり、今まで以上に互いの結束を深め、手を取り合う。しかし、ここであえてビニール袋に押し込んで、上から足で50回くらい踏み潰す。つらいかもしれないが、ココロを鬼にして、50回踏んで平たくなった後に、4つ折りにしてさらに50回踏みつけて平らにする。足の裏全体をうまく使い、マツケンサンバのリズムで平らにしていく。

7.袋から取り出し、即座に抱きしめる。その後、よくその辺で見るように、台に打ち粉をして棒でクルクル伸ばしていく。棒でブルースリーの戦闘のマネとかをしてはいけない。生地を伸ばすのには結構な力がいる。

8.切る。幅5ミリ。

9.茹でる。沸騰したお湯で8分~10分。(時間は麺の厚みによって変える。)その後、すぐに冷たい水に入れてしっかりシメル。もお二度と悪さしないように、校舎の裏でボッコボコにとことんシメアゲル。

10.一気に食う。、味噌汁に入れて卵を入れたら味噌煮込みウドン、普通の汁なら讃岐ウドン、鹿児島弁ならサイゴウドンなど、お好きなようにして、黙って食う。

・注意:こねる時間や回数が少ないとコシのないウドンになってしまう。湯で時間も重要。

2012/05/11 09:40 | kobayashi | No Comments