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2012/05/09

今年もGWにラ・フォル・ジュルネ(LFJ)が開催されました。

毎年ものすごく楽しみにしているLFJ。

LFJをあまりご存知ない方のために説明しましょう。

もとはフランスのナントで1995年から開催され、2005年から東京でも開催されるようになりました。

クラシック音楽祭ですが、通常のクラシック音楽というと、料金が高い、そして時間も長いため聴いているのも一般の方は疲れてしまう。

そんなクラシックのイメージをガラリと変えて、多くの方にクラシック音楽を身近に楽しんでもらおうというもの。

時間は1つがだいたい45分くらい。そして料金も1500円~3000円とリーズナブルなので、クラシックのはしごをして色んな演奏を楽しめるのです。

有楽町、丸の内で開催され、おもに国際フォーラムの各劇場で、約3日間、朝から夜遅くまで、色んな演奏会が催されます。

海外から多数の素晴らしいアーティストも来日。一流の演奏を低料金で楽しむことができ、また国際フォーラム内は無料イベントや地上の屋台などもあり、ほんとうにお祭り気分で楽しめるのがLFJです。

私も5~6年は毎年LFJに通いづめ。年々観客人口も増えて、チケットもsold outが続出になる人気です。

テーマもモーツアルト、バッハ、ベートベン、シューベルトなど色々変わってきましたが、今年はロシア音楽がテーマでした。

 

ちょっと難しい曲が多かった。寒くて暗い(イメージ・・ですが・・)お国がらだからでしょうか・・・(笑)。

あまり流れのよくない、変わった曲も多く、まあなかなかそれも勉強になりました。

たまにチャイコフスキーのわかりやすい曲を聴いてほっとしましたが(笑)

 

ここ数年は東京だけでなく、金沢、新潟、びわ湖、鳥栖などでも開催されてます。

日本も芸術にもっと力を入れてほしい。

ここを主催している方たちに感謝。

 

さて去年は震災があり、中止の話が出ていましたが、日本を元気づけたいという海外アーティストの声で開催することになりました。

でもその後原発の問題が起こり、海外演奏者のキャンセルが相次ぎ、一時はやっぱり中止か・・・という形になりましたが、それでも来てくれるアーティストが結構いたのです。

あの危険な状態の日本に、多くの外国人が離れてしまったあの時期の日本に来てくれたアーティストたち。

縮小しながらも開催された去年のLFJ。

いつも以上に観客も多かったですが、日本を元気づけるためにきて演奏してくれるアーティストたちにほんとうに感動したし、何度も涙が出てきました。

人っていいな。温かいなと感じました。そして音楽の力も再認識しました。

そんな勇気とパワーを与えてくれたラ・フォル・ジュルネ。

来年もすごく楽しみです。

 

まだ観たことのない皆様。

来年は是非聴きにいってみて下さい。

はまりますよ~。

 

ちなみに私はロシアのピアニスト、ボリス・ベレゾフスキーが大好き。

彼はLFJに毎年きてくれて、もちろん去年の震災後も来てくれました。

素晴らしいピアニストです。

そしてものすごく早い!

ベレゾフスキーのピアノ、観てくださいね。

http://www.youtube.com/watch?v=prnW7UA-K8E&list=FLaBdyNWpttHN3eqCQuedPRw&feature=mh_lolz

 

2012/05/09 11:58 | noa | No Comments