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2010/11/06

遠くの山は既に白い。

山麓でも雪が積もり始めている頃だろう。

日々降り積もる雪の中で動物たちはどうしているだろう。

先日、大雪山の頂が白くなり始めた頃、山を歩いてみた。

ひっそりと静まり返った森の中で、時々カサカサと落ち葉をかき分ける

ような音が聞こえてきた。

「ナキウサギ」だ。

ひと冬分の食料を巣穴に運び込む仕事に忙しそうだった。

ひっきりなしに巣穴を出入りしている。

そういえばここへ来る途中、山麓の家の前で薪割りをしている人を見かけた。

皆、冬を迎える為の準備に忙しいようだ。

人も動物も「同じ」だと思った。

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生きている者ならば、人間でも、動物でも、明日を生きる為の努力を続けている。

生きている限り続く「生命を繋ぐ努力」

人間には、その先に夢や希望があるのだろう。

自然はいつも、そんな当たり前のことを深く感じさせてくれる。

2010/11/06 01:52 | yamada | No Comments