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2012/04/08

国王葬儀の続きです。一週間経つとすっかり冷めてしまって、今さら感漂いまくりですが、勘弁してください。

さて、3月27日に国王の葬儀が行われました。僕はRotyal Maopa choir and brass bandのメンバーで、葬儀の音楽担当で、ラッパを吹いてきました。一般席から見ると、限りなく墓に近いポジション。写真撮りまくりです。

12時からだったのですが、11時頃集合。12時に空砲と共にショパンの葬送行進曲がスピーカーを通して聞こえてくる。王宮から墓地への葬送行進が始まったらしい。距離にして500m弱。なかなか到着しません。

10分以上かけてようやく先頭の軍人さんたちが入ってくる。続いて水兵さん。彼らは炎天下の中、直立で儀式をサポート。そして、トンガ軍とトンガ警察の合同バンド。次いで、恐らく王族や国会議員たち?

そして、いよいよ王様の亡骸登場!ものすごくバカでかい御輿に担がれての登場でした。話に聞くと総重量1tを軽く越えるとか。たぶん100人位のおっさんたちが担いでました。そして安置した場所は僕らの席から20mほどの場所!写真撮りまくり!

ただし、王に対する尊敬を示すため、みな椅子ではなく、地面にあぐら。僕ら演奏部隊は、演奏する際はさすがに椅子でしたけど、演奏が終わると、椅子から降りてあぐら。聖歌隊たちは別にいいけど、バンドは椅子があって、楽器を持ってて、空きスペースにあぐら…。狭いよ~!

そして「超」炎天下でして、テントはありましたけど、僕の場所は日差しの関係上、テントの中でも直射日光が…。テントカンケーねぇじゃん!!!でも、途中で指揮者が僕を中の方へ入れてくれたので、助かりました。

この中軍人さんたちは、直立不動。さすが軍人さん!トンガでも鍛えられてるんですね。パチパチ!!!

と思っていたら、真ん中辺にいた軍人さんが一人ぶっ倒れ、運び出される…。

わかるよ、あの暑さだからね…。

儀式はプロテスタントの日曜礼拝のような流れ+埋葬の儀式という感じでした。聖書朗読があって、牧師さんのお話があって、それから埋葬。

最初に棺桶を包んでいた王家の紋章(旗?)をとり、次いでその棺桶が御輿から運び出され、墓に納められる。15分以上。

これで、葬儀は終了。僕らも現地解散。

という感じの葬儀でした。国王が死去された場合、国民としての喪中は100日。なんですが、新国王は葬儀の翌日に経済の低迷を理由に10日に短縮!短縮しすぎだろ~~!!!王家に限って100日だそうですが、喪を開けたいまでも、8割方黒服を着ています。つまり、100日であろうと、10日であろうと、なにも変わらなかったということか…。

亡くなった王様のご冥福を祈ります。そして、新しい王様はどんな人なんでしょうね。混乱を招かないことを祈ります。

写真ですが、FBの方にアップしておりますので、ご面倒ですがそちらに飛んでください。あっ、ケータイから更新するとリンク付けされませんので、さらにご面倒ですが、以下のアドレスをコピペしていただけますか?

m.facebook.com/sunzunki?v=photos&album=a.378857382134434.87532.100000305261355&cps&refid=0

2012/04/08 11:24 | suzuki | No Comments