« | Home | »

2012/04/02

国王葬儀の続きです。

バンド演奏で完全に肩透かし喰らいまして、一体なんだったんだろう??と学校に戻ってそういう話をしましたら、どうやら新国王トゥポウ6世が急遽変更を決定した模様。香港からの予定もだいぶ変わったらしく、いろんなところでドタキャンの嵐だったみたい。

さて、亡き国王がトンガに凱旋し、これから葬儀への最終段階へ。それまでの一週間は、遺族(もち王族)へ教会や学校、地区共同体といった単位で慰問訪問が行われたましたが、月曜から火曜の朝方にかけては、亡き国王への訪問。僕は、僕が所属する学校の母体となる英国国教会のメンバーと共に王宮に向かいました。夜9時から30分ほど。なんですが、7時に教会に集合して、本番さながらのリハーサル。ものすごく準備周到。まるでトンガでないような(爆)

8時すぎには王宮の前に移動して、前の団体が祈りを終えてでてくるのを待つのですが、予定時間の前にしっかり集合して待つという行為自体、一体どの位ぶりなんでしょう(笑)王族の前ではものすごく神経質になるみたいです。

王宮の回りには、各学校の生徒たちがローテーションを組んで、道端で小さな松明を絶やさないように燃やしつづけています。そして、王宮には入り、建物の脇に設置された大型テントの下で聖書朗読と賛美歌を中心とした祈りが行われました。トンガ語なのでさっぱり分かりませんけど。

で、ここでほとんど初の体験。例のトンガの楽譜なんですが、わたしは通常トランペットで演奏する方に回ることばかりで、実際にトンガの歌を歌うことはほとんどないわけなんですが、今回はバンドの方に参加しませんでした。で、これまた久しぶりにあったトンガ人の友達がそこの聖歌隊メンバーということもあり、一緒に行動を共にしてまして、当然聖歌隊の場所をキープし、そこで、例のトンガの数字譜でテナーのパートを歌いました。楽譜を読む自体は全然問題ないんですけど、楽譜とトンガ語を同時に追うのは無理っす。撃沈…。しかもいつもはソプラノパートをラッパで吹いてますけど、今回は内声。トンガで合唱団に入るにはまだまだだなぁ。そして、実際に何を歌ってるのかさっぱりわからないんですけどね(笑)

帰りは例によって例のごとく、自分の行きつけのカヴァクラブへ。さすがにみんな真っ黒です。そんな中、一人のおっさんが、白のTシャツで登場。もう非難囂々で、追い出されてました(笑)通常カヴァで追い出されることなんかまずありえないんですけどね。まぁ、おっさんが悪い。空気読めよなぁ…。トンガの正式な喪服は黒シャツ、黒トゥペヌ(巻スカート)、タオバラ(ゴザみたいなもの)、さらにAveaveというタオバラの素材(木の皮をなめしたもの)のヒラヒラ(フラダンスのヒラヒラみたいなモノ?)僕もその格好でした。そこまでしなくても、まぁ普通黒黒で決めるんですが、何思ってたんでしょうね。普段から空気読めない風な人ですけど。

こんな月曜日。忙しかったのか忙しくなかったのか?というか、無駄に忙しい一日でした。

もうちょっと続きます。

2012/04/02 09:23 | suzuki | No Comments