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2012/04/01

4月になって年度がかわった。
今月ぼくは40になる。
struggle & survive の10年であった。
人との出会いに支えられてきた。
今後、感謝し返していくものでありたい。
人や社会に対しての恩返しということを意識するようになった。
このような今を迎えられたことをありがたく思っている。
 
前回の短歌日記を書いて
ここで、あるいは短歌まわりで
言うべきことをほとんど残していないことに気づいた。
 
ソーシャルワーカーとしての仕事をするうえで愛用している
『精神科研修ハンドブック(第2版)』(海馬書房)という
研修医向けの実用性に優れたポケットサイズのハンドブック
があるのだが、なにげなく序文、総論あたりを読んでいたら
このようなことが書いてあった。
 
「精神科では患者の治療を通じて自己を問われ自己を治療
していくという過程が含まれる。まず、自分の接し方に
問題があるのではないかというところから出発すべきである。」
 
私にとって短歌もそのような、ものであったのかもしれない。
結果的に、ということであり、そのために、ということではない。
しかし仕事にも短歌にもそのような側面があることを否認するのは逆に大きな不自然である。
 
いずれにせよ深々と静かな感謝を抱きつつこの場所の扉を閉めたい。
 
どうもありがとうございました。

2012/04/01 07:35 | senami | No Comments