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2012/03/23

こんにちは。
今回は、お客様とキャバクラ嬢の関係についてお話したいと思います。

一般的にいって、お客様とキャバクラ嬢というのは「お金」のご縁で繋がっている関係
です。こまめにお店に来て顔を見せて頂けるお客様の存在は女の子にとっては嬉しく
有難いものですが、その分、縁の切れ目が金の切れ目になりかねない、非常に脆い関係
でもあります。

大体、お客様は楽しい時間を求めてその手のお店に来店されるもの。
酔っ払って騒いだり、お連れ様の前でちょっとだけいいカッコしてみたかったり、来店の
動機は非常に様々です。もちろん、落ち込んでなぐさめてほしいという理由でご来店なさ
るお客様もいらっしゃいます。

これらの動機の場合、女の子は添えモノですが、何回かいらっしゃるうちにその女の子を
好きになる、という方もいらっしゃるでしょう。
では、女の子の方はどうなのか。
もちろん、通ってくださるお客様が憎いわけではありませんし、感謝はしているけれど、
それはそれとしてお客様に恋愛感情を持つことがありえるのか。

結論から言うと、あり得る女の子とあり得ない女の子がいます。
前者の女の子は、言わばアルバイト感覚で働いている子が多い。お客様に優しくされたり、
ちょっとタイプで自分がフリーだったりすると「あ、いいかも」と思って、付き合って
みる。で、「彼がそうしろっていうから」的な理由で仕事も結構すぐに辞めてしまう、
そんな女の子です。

後者の女の子は非常にシビアに仕事をしているので、お客様=福沢諭吉、仕事=サービス
と割り切っているため店内では非常に優しく親切ですが、プライベートな時間になると
仕事用の携帯の電源も切ってしまい、お客様との連絡は月末の営業のみ。お客様によって
は「この人はいい人だから優しくしたいな」程度までは思うものの、恋愛関係にまで発展
するほど好きになるかと言ったら絶対ならない。
ほとんどキャバクラ嬢は、このタイプになるでしょう。
だっていちいち全員のお客様に恋をしていたら、とても全てのお客様に行きとどいた接客
なんて出来ないからです。

が、まれにこのタイプでもお客様に恋をすることがあります。
わたしはそんな女の子と元・お客様の結婚式に参加したことがあるのですが、出会いの
エピソードは「共通の知人の紹介」だったりしてなんだか微笑ましい感じ。
参加するこちらは当然お店の中での二人の関係も知っていますし、お客様が仕事に対する
偏見なしに彼女のいいところを探したんだなあと思うと何かものっすごく感慨深いものが
ありました。微笑ましい披露宴のあとは新郎友人と新婦友人でほとんど合コンのような
様相を呈していたこともあり、羨ましくも楽しい記憶として残っています。

と、いう訳でお客様。
キャバ嬢だって人間です。真心を伝えれば、帰ってくることもあるんですよ。

2012/03/23 12:52 | chica | No Comments