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2012/03/11

早いもので、あの東日本大震災から今日でちょうど1年が経ちました。
地震の起こった時刻でもある14時46分には、私も千葉県某所で黙祷を捧げました。
この歴史に残る震災からの復興は長い道のりになるとは思われますが、一日も早い復興を改めて祈りまた協力していきたいと思います。

さて少々古い話題で恐縮ですが、先月スイスで行われたローザンヌ国際バレエコンクールで、菅井円加(まどか)さんが第1位に輝いたことは 、ニュースでもかなり大きく扱われたので、ご存知の方も多いと思います。
このJunkStageでも、エイミーさんがタイムリーに取り上げてくださいました。
なんで私が今さらこの話題を取り上げたかと申しますと、先週テレビでその決勝の模様が放映されて、菅井きんもとい(爆)菅井さんをはじめとする入賞者の踊りを見ることができたからなのです。
菅井さんに関しては、クラシックとコンテンポラリーの2種類の踊りを見ることができたわけですが(他のダンサーはクラシックのみ放映)、クラシックでは伸びやかにそしてコンテンポラリーではダイナミックにと、見事に踊り分けている感じではなかったかと思います。
また意外と体つきがしっかりとしていて力強ささえ感じるほどで、まさにこれが「強いものは美しい」ということではないかと感じましたね。
このコンクールは、15歳から18歳までのバレエダンサーを対象としたコンクールで、完成度よりも将来性を重視した審査を行うそうですが、今回放送を見て初めて知ったのが、まず一次審査を通過したダンサーが一堂に会してレッスンを受けるのですが、そのレッスンが入賞者を選抜する審査の対象にもなっているということです。
その審査を通過したダンサーのみが、決勝で踊ることができるわけですね。
菅井さんは私の地元でもある神奈川県(厚木市) 出身ということに、個人的に親近感を感じます。
また通っているバレエ教室も大和市にあるとのことで、同じ神奈川県民としても誇らしく思うところです。
もっとも、在学中の高校は東京都町田市にあるそうですが(爆)。

ところで、神奈川県出身のバレリーナといえばもう一人思い出す人物がいます。
それは鎌倉市出身の上野水香さんなんですが、上野さんは2007年以降「かながわ親善観光大使」を務めているので、私も知っていたのでした(笑)。
他にもこの親善観光大使に任命されている有名人はいるのですが、任期は確か2年のところ上野さんは現在3期目に入っている模様です。
その親善観光大使としての活躍ぶりは、こちらに詳しく出ています。
また私の職場でも、神奈川県の観光地をアピールしている上野さんのポスターを見かけました。
バレエの世界にとどまらずに神奈川県のために尽くしてくれる上野さんには、私も好感を持っているところでいつかは舞台を見てみたいと思っております。

とここまで書いているところ恐縮ですが、実は私バレエの公演を生で見たことは今まで一度もありません(原爆)。
テレビで少し、見たことがある程度でしょうか。
「choreography」のコラムを書いている私が、その最たるものとも言えるバレエを見たことがないとは何事か、と読者の方からはお叱りを受けるかもしれませんが・・・
小学生低学年の頃に、「赤い靴」というバレエのテレビドラマがあって家族で見ていたのですが、そのストーリーの主体は主人公がライバルにいじめ抜かれるという、陰湿なものでした(苦笑)。
そのため、「バレエをする女性の多くは性格が歪んでいる」という思い込みが生まれ、ひいてはバレエ嫌いになってしまったのでしょう(爆)。
私自身、小さい頃にはいじめを受けていただけに、テレビなどでもいじめのシーンとかが出てくると、生理的なレベルで拒否反応を起こすのです。
だから、いわゆる「スポ根ドラマ」でのしごきのシーンなどにも、同じように強い拒否反応を起こしてしまうので見ないようにしています。
また小学校のときとか、同級生にバレエを習っている女の子もいたのですがやはり性格がきつかったもので、そういう身近な体験からも「美しいバラにはトゲがある」という言葉通りの固定観念を植え付けられてしまったのではないかと思っています。
そういうわけで、バレエは私にとって「choreography」観賞におけるいわば「鬼門」になってしまったまま、現在に至っております(苦笑)。

とはいえ、こういうことでは視野が狭まってしまいますし「食わず嫌い」はよくありませんので、今年は一度はバレエの公演を見てみたいと思います。
見ることによって、バレエに対する考え方が変わるかもしれませんしね。

2012/03/11 10:02 | yamane | No Comments