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2012/03/08
フィリピン・セブは観光資源でほぼ成り立っている場所で、そのほとんどが海でのアクティビティになります。自分も含めてですが、ダイビングに携わっている者として海を大事に守りながら仕事をしていかなければならないのですが、ここ数年、水中の景色が激変している場所が増えてきています。多くのダイバーが海に入る事によって起こることや、心ない者による破壊などによる多くは人間によるものです。ポイントによっては、入海料が設定されて様々な制限を設けている所も増えてきてなんとか保全に取り組んでいますがそれもごく一部なので、これからさらに増えて行けば良いかと考えています。
今、フィリピンのあちこちでジンベイザメウォッチングが出来るポイントが増えてきて、観光の目玉として過熱していますが、それぞれに現れるジンベイザメは自然の現象で集まるため、見る制限も厳しいものがあり長く続けていけると思うのですが、まったく異なる形で集まるポイントがここセブにも出来たのです。それは餌付けによって集めた感じでなにか自然からかけ離れたものに感じられてしまい、これを観光の目玉として扱って良いのか考えてしまいます。観光業で生きている自分たちにとっては、目玉が出来る事はうれしいのですが海を守るという言葉からは道が外れてしまっているようで考え深い問題です。
今回の写真:ハナミノカサ
2012/03/08 11:50 | nihei | No Comments