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こんなに歌のことしか考えない毎日も、いよいよ怖くなってきました。
でも、1ヶ月もしないうちに研修所は修了するし
ここまで寝ても覚めても考えることは減ってくるのかな、、と思ってる矢先幸いなこと☆
修了後の5月、6月に本番が決まったので、引き続き考え続けそうです。。
最近、表現に対する不安要素や、どこからかやってくる寂しさから過食ぎみらしく
12月の公演から若干ふっくらしました。
身体のコントロールが出来ないのはプロ失格です。
今日は、学生時代から師事している師匠のもとへレッスンを受けに行って来ました。
師匠は、日本歌曲が専門の方なので、慰問コンサートでよく歌わせてもらう童謡と
大好きな作曲家の歌曲を指導していただきました。
「口の端をあげて黒目から歌って」
今日の一番の目標として掲げられました。
口角が普段から上がってないので、満たされた顔、雰囲気がない…というのは
どの演出家からも言われています。
稽古のダメ出しではなく、普段へのダメ出しなのです。
「お前見てると墓場にこれから行きそうな顔なんだよ。頬が全部落ちててよ。」とか
「地獄の底から出てきたように見えるな。そんなに人生楽しくないのか?」とか
「目力あっても目が笑ってない」とか
本番で笑顔を見せると
「できるじゃん。稽古からやりなよ」と言われるのですが
昔は本番以外で笑うなんて出来なかったです。
高校時代に受けた声楽コンクールの講評に
「笑顔がいい」と書かれて、それをみた先生が
「あなた笑ってたの?嘘でしょ。。」とも言われたことがあります。
私は笑顔が苦手です。
「面白くないと、楽しくないと笑顔になんかなれない。」
これに気がついたのは
母の「役を演じてる自分自身が、本当に楽しくないんだよ。」という言葉でした。
演技をするのがすき。と幼いころから思ってた。
歌うことが好きだと思ってた。
でも「好き」なだけで「楽しい」とは少し前まで思ってなかったみたいです。
舞台に立たせていただけるようになってから、、徐々に変化してきています。
稽古は忍耐なので、本番以外は「楽しい」とはまだまだ思えないですが。。