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2012/02/09

和菓子の職人をしていて一番質問されること。
最初の頃はよく言われたぁ
「なんで、なろうと思ったの?」
 って。

私は両親はもちろんのこと、祖父母とも一緒に暮らしていました。
いわゆる、二世帯住宅ですね。
共働きだったので、祖父母と一緒にいることも多かったと思います。

そうなると、和菓子ってたぶん、食べる機会が多くなると思う。
普通の人がどのくらい食べてるのかわからないけども。

スーパーで買えるような、お団子なんかは、おばあちゃんが買ってきてたから、普通に食べる習慣もあったし、「おはぎ」は手作りだった。
昔のビデオを見ると、なんっか知らないけど、良くお菓子の袋持ってるんだよね。。。私(笑)
母とビデオ見ながら爆笑したことあるくらい。

そぅだなぁ。
それで、初めて「上生菓子」って私が良く写真を載せるような和菓子を食べたのが、茶道のお教室に行った時。
小学校3年生。
緑の葉の練り切りでした。
これは、不思議と覚えてる。すっごいおいしかったなぁ。
今までにない味というか。

上生菓子って子供には高級な和菓子だしね。

でも、和菓子屋さんになろうと思ったわけではないんだけど。
中学校を卒業するときに『普通科には行きたくないなぁ』って単純に思って情報処理科を選択。
まぁ。英語も理数系も不得意な私ですから、なんとなく、高校生活は送れたけど、これを仕事に食べていけるとは思わなかった。
高校卒業後の進路を決めるのに
『この道はアタシに向かない。じゃぁ??どうする?
 お菓子を作るのは好き。料理も好き。栄養の勉強もしてみたいかも。』

そう思って、結局「日本菓子専門学校」という製菓の専門学校に通うことに。
その時は、普通の女の子のように「パティシエ」を目指してたんですけどね。
1年生で 和・洋・パン の授業をして、2年に上がるときに和菓子か洋菓子の選択をします。

 

なんで和菓子にしたんだろうなぁ。。。。。

 

母や茶道の先生にはもちろん勧められましたよねぇ。
最後の最後まですっごい悩んだの覚えてるわぁ。

この辺は本当に自分でも「謎」

まぁ、でも、今は和菓子を選んで正解だと思っていますけどね。

専門学校を卒業した時は、和菓子のお教室を開いて、生計をたてていくんだ♪と思ってましたね。
今はやっぱり普通の和菓子屋さんを経営したいと思いますね。

なかなか難しいかな。
と、悩む日々が続きます。

近い将来。私の和菓子屋が開けるよう頑張ります。

2012/02/09 05:39 | takahashi | No Comments