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作品を公開することによって作品が生きてくる。たくさんの人々に聴かせよう。
それらによって自分ひとりで聴いた世界から大きく広がる可能性がある。
同じ電子音楽の仲間もできるかもしれない。もしかして他の芸術家と一緒にコラボレーション出来るかもしれない。(←願望)
音が再生できる装置があればどこでもアクースマティック作品を聴くことができる。ラジオ放送やCDおよびデジタルデーターなどのも一般的な公開方法であり、個人的な生活空間やipodなどのプレーヤーなどで聴かれることが多い。またコンサートホールをはじめ、ギャラリー、美術館などの施設でも作品上演は行われる。音が主役の空間をどのように作りだすかはアクースモニウム(またはスピーカー・オーケストラ)と呼ばれる多次元的立体音響装置(最大60スピーカー・60チャンネル)を用いることが多い。その回線の多さといったら、足の踏み場もないぐらいだ。
多数のスピーカーで構成されそれらを会場に自由に設置し、制作者自身や専門家によって操作され作品と実際の空間性が強調される。
自分が作った作品をたくさんのスピーカーを使い、操作できる楽しさがある。
例えば、ピアノ演奏に自分なりの音色をつけるように、アクースマティックはフェーダーという機器を使い、音の調整ができる。
アクースマティックな作品の応用に、演劇・ダンス・などのパフォーマンスや映画・ビデオなどの映像表現や美術作品、商業施設や駅、公園などのパブリックな環境演出や様々なサイン音としても用いられる。皆さんがよく聴いているサイン音では電車のホームのベルの代わりのあの、音だ。駅によってサウンドが違う。私の一番お気に入りのサイン音は京浜東北線の蒲田駅のサイン音だ。蒲田行進曲の曲が流れるのだ。蒲田は私の生まれ育った場所でよく作曲する音のなかに加工して音を使うことがある。あの音がうるさいという人もいる。みな、それぞれだ。それでいいとおもう。
あなたの住んでいる場所から聴こえてくる音はもしかしたらアクースマティックなのかもしれないね。