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2012/02/09

そろそろと春の訪れを期待する頃。
寒暑の差が激しい今季の日本、
誰にも予測できない明日、
希望と不安に満ちながらも今を生き抜いている。

さて、酒の出生は神の気まぐれかと、

その発酵具合によって、
様々な味わいを醸し出し世に出荷される。
全てが手作業、丹精込めてというが、対してお米、葡萄と向き合い、
裸の自分を映しながら、素敵に仕上がれと祈りを込める。

ひとえにこれらを僕は「嗜好品」と称すが、
過去にレストランにて飲料全般を任されていた際、
メニューと仕入れを行うのだが、
日本で一番の御酒ばかりを集めてコレクトしたことがあった。
客単価が2万円以上の店ゆえに、それ位の品は必要であった。
ただ、高いから美味しいというものでもなく、極めて安価な品が売れるときもある。
その人がその時飲みたい品を出してあげるのが良いサービス、
高い酒ばかり飲んでもらって売れたからって喜ぶのも何か違う。
元々、富裕者は普段から高い酒は飲んでるわけで、
何よりもその場の時間に合わせた「味」を求める、
だから安価な酒であろうと「いいものはいい」のである。

泡盛や焼酎、日本酒、高価な味ほど澄まされ透き通っていく感、
・・・その感触とやら、不思議なものである。

純粋に貫いてる場所ほど、生き長らえてる。
余計な雑念を入れない、自分が想う、自分の味を出し切った域。

もうすぐヴァレンタイン、
それぞれに愛の伝達法は考えてるんだろうね。

時に、一輪の薔薇とWINEや酒を持って、
愛しいその人に会いに行くのもいいかもよ。
って、少しほろ酔い気分で書いてみた。

たまには、ね。

 

 

2012/02/09 02:56 | nishikawa | No Comments