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デヴィッド・ボウイ ジギー・スターダスト 1973
2011/2/8(火)深夜1:50@WOWOW
1972年、デヴィッド・ボウイは架空のロックスター「ジギー」の栄枯盛衰をモチーフにした5枚目のアルバム『ジギー・スターダスト / The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』を発表。ボウイの代表作としてだけではなく、グラム・ロックの頂点を極めたアルバムとしてもロック史の中でも重要な位置を占めている。
以上、WOWOWのサイトの番組解説からの引用ですが、グラム・ロックっていうのが何か知らない人にちょっと解説。グラマラス・ロックの略だと言われます。派手です。
このライブの終盤で彼はルー・リードについて少し話し、さらにルー・リードの曲を1曲歌います。そもそもこのジギーというキャラ自体、ルー・リードが所属していたヴェルヴェット・アウンダーグラウンドというバンドに強く影響を受けたボウイが生み出したもの。ルー・リードを尊敬するボウイはイギリスで大ブレイクし、一方のルー・リードはニューヨークでバンドを抜けた後の頃。ブレイクしたボウイはルーを救えと言わんばかりに、ルーをロンドンに招きアルバムをプロデュースします。それが名盤“トランスフォーマー”(この中の“サテライト・オブ・ラヴ”という曲でポンポン言ってるのもボウイ)でした。(記憶で書いているので不正確かもしれません。)
そんな関係で、お互い引っ張り合うルーとボウイなので、このライブでも1曲歌っているわけです。
ちなみに、ボウイをアメリカでブレイクさせたのがロドニー・ビンゲンハイマーというLAのDJで、彼らの関係を見られるドキュメンタリーが「メイヤー・オブ・サンセット・ストリップ」という映画。
さらに「ジギー・スターダスト」の監督はD.A.ペネベイカー。先日WOWOWでOAされた(2/11にリピートあり)ジョン・レノンの「スウィート・トロント」の監督でもあります。
ルーとロドニーの話も、僕の仕事の中でよく出てくるので、いずれ少し丁寧に書きたいと思いつつ、濃い人たちなのでズルズルと…。
ひとまず、70年代のパルコのCMを思わせるジギーをどうぞ。そうそう、このライブは過去2回DVDになり、それ以前にもビデオ化されていたり、劇場公開されていますが、今回は字幕は全面リニューアルしています。