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おはようございます!
天然記念物の在来馬・乗馬普及啓発をしています、特定非営利活動法人(NPO法人)ホースランド・らぴすの山本高志です。
立て続けの投稿になり、申し訳ありません。
少し前の話になってしまうのですが1月7日から1泊2日で、静岡県に行ってきました。目的は、伊東市にある「与那国馬ふれあい牧場」で与那国馬を見るためです。与那国馬とは日本最西端の与那国島(沖縄県八重山郡与那国町)で飼育されてきた日本在来馬で、体高(地面からキ高)はおよそ110-120cmと小型な馬です。(俗にいうポニーです)毛色は鹿毛が中心であり古くから農耕、農作物(サトウキビ)や薪の運搬、乗用などに利用されていました。1969年からは与那国町の天然記念物に指定されています。
三連休の初日でしたが特に大きい渋滞にハマることもなく、途中で富士山が見えたり、静岡名産の「桜エビ」をふんだんに使ったかき揚げを食べたりして、道中も楽しく過ごすことができました。
さてさて、牧場に着くと責任者の方と動物たち(犬、ヤギ、ウサギ)が温かく迎えてくれました。
【上記3枚(犬、ヤギ、ウサギ)の画像すべて静岡県にある与那国馬ふれあい牧場です。】
クラブハウスで馬たちのおやつ(大好物のニンジン)を買い、いざ馬たちのいる敷地内に入ると…ニンジンの匂いを嗅ぎつけたのか、あっと言う間に馬たちに囲まれてしまいました。写真を撮ろうとしたのに、このありさま(笑)危うくコートのボタンを食べられるところでした。
【上記3枚の画像撮影地は静岡県にある与那国馬ふれあい牧場です。】
「夕方の放牧で、馬たちを思いっきり走らせてあげるんだけど、見ていく?」と責任者の方から話があったので、お言葉に甘え、走る姿も見せてもらいました。その馬たちは僕の乗馬施設にいる木曽馬(体高120cm)より二周りほど小さいのに、足腰が強くて、切り株だらけ急斜面の放牧場を元気に走り回っていました。そして、びっくりするほど足が速い…本当驚きました。こんなスピードで、しかも急旋回、急ストップを繰り返し「足や蹄が痛くなったりしないのか」と疑問に思い聞いてみると、ここ6年(開業以来)大きな事故はなかったとのことで…大自然の中で自由気ままに生きる馬たちに、とても魅せられた時間でした。
【画像は静岡県にある与那国馬ふれあい牧場です。】
体が強くて、頭も良く、他の動物たちとも共存ができて、そして人懐こい与那国馬は、僕の目指している乗馬施設に最適だと改めて実感しました。与那国馬ふれあい牧場が、4月に移転するようなので、また遊びに行ってこようと思います。