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この週末は、今年初めての「Choreography」観賞を行いましたので、そのご報告をさせていただきます。
前回始まったシリーズ(爆)は、まあ合間をみてゆっくりやらせていただきます。
それでどこへ何を見に行ってきたかといいますと、羽田空港の国際線ターミナルまで中国雑技のパフォーマンスを見に行ってまいりました。
なんでもちょうど今日1月23日から「旧正月」にあたるそうで、中国ではこれを「春節」と称してお祝いしているのだそうですが、それを中国雑技でも見て楽しみましょうということのようです。
まあ、国際線ターミナルらしいイベントといえるでしょうか(笑)。
このターミナルには、4階のショッピングモール「江戸小路」の一角に、「江戸舞台」というイベント用のステージがあり、そこで公演が行われました。
一昨日・昨日と2日連続で見てまいりましたが、一昨日と昨日ではメンバーがほぼ全員入れ替わっていて、演目も一部変わっていましたね。
ちなみに出演していたのは、これまでも何度かご紹介していますが、日本で活動している「中国雑技芸術団」の皆さんでした。
まず一昨日(21日に)行われたのは、こういう演目でした。
最初はお正月らしく「獅子舞」から始まりましたが、中国の獅子舞は2人1組であたかも1頭の獅子のような自由自在な動きを見せています。
そこへなぜかもう一人、奇妙な仮面をかぶった黒い衣装の人物が現れました。
こちらは「変面」というもので、まばたきするかしないかのほんの一瞬で仮面がすり替わるという、雑技とはまた異なった演目です。
なぜかこの両者が同時に進行するという、オープニングでした。
続いて、以前にもご紹介したかと思いますが「ローリングバランス」の芸が行われました。
非常に高度なバランス技を、実にコミカルに演じている人気演目でもあります。
司会の方の盛り上げ方も、またすばらしい(笑)。
その次は、男女ペアで演じられた「双人頂碗」というアクロバットです。
男性はパワフルに、女性はしなやかに、自由自在かつ多彩な動きを見せていました。
それにしても、実に絶妙なバランスを保ち続けているのには驚かされますね。
そして最後は、これも以前ご紹介した演目ですが「椅子倒立」の芸でした。
いつもは椅子を6個積み上げるのですが、今回は屋内で高さの制約があるためか4個で行われました。
それでもかなり高いのですが、ちょうど舞台に固定されている鳥居みたいなのが邪魔で、逆立ちしている彼女がまともに写らなかったのが残念でした(苦笑)。
一方昨日(22日)ですが、最初の演目は同じ獅子舞&変面でしたが、演じているメンバーがまったく別でした。
変面はこのときは男性が演じていて、逆に獅子舞の方は女性が演じていました(爆)。
ひとつの演目を複数の人間が演じられる中国雑技芸術団の、アーティストの層の厚さがすごいということがわかりますね。
そしてその次には、21日にはなかった演目が続きました。
まずはこの壺を使ったバランス芸ですが、この硬くて重い陶器製の壺をいとも軽々と扱って、頭の上に乗せたり回したりしてしまうのです。
続いて行われたのは、女性2人による柔軟芸すなわち「コントーション」でした。
私が中国雑技で最も好きな演目で、これが見られたことで羽田空港に来たかいがあったと言えるかもしれません(笑)。
もう少し長くみていたかったなあ。
そして最後の椅子逆立ちは21日と同様ですが、21日は女性が演じていたのに対して22日は男性が演じていました。
21日は見にくかったので、このときだけ上のフロア(5階)から見下ろす形で撮影したのですが、見てくださいこの観客数を(原爆)。
というわけで、久々の「Choreography」観賞で充実した週末を過ごすことができました。
また羽田空港で、こういうイベントをやってほしいと思います。
それと最初にも書きましたが、今の時期は「春節」ということで各地で中国雑技のイベントが開催されることが多いので、皆さんにもお近くでご覧になる機会があるかもしれませんね。